国土交通省は、都市計画や防災対策などに活用することができる「PLATEAU(プラトー)」という3D都市モデルを開発し、UnityおよびUnreal Engine向けのSDK(*1)を公開しました。
*1 SDK
SDKは、「Software Development Kit」の略称です。
Webサイトやアプリケーションの開発に必要なツール一式が含まれます。
1.「PLATEAU」とは?

(出所:国土交通省)
PLATEAUは、2020年12月に国土交通省が発表したプロジェクトです。
日本全国の3D都市モデルを整備し、2022年12月現在、全国57都市の3D都市モデルのオープンデータ化が完了しています。
PLATEAUは、国土交通省が収集した
・航空写真
・レーザー測量データ
などを元にしています。
都市部を中心に、細かく分割したグリッド状のメッシュデータを作成し、それを基にした3Dモデルを作成しています。
この3Dモデルは、建物や道路などの詳細な情報を含み、現実の都市の様子を高精度で再現することができます。
公開されたSDKを使用することで、開発者は自身のアプリやシミュレーションなどでPLATEAUを利用することができます。
出所:国土交通省
PLATEAU発表時の情報については、下記の記事をご覧ください。

2.「PLATEAU」の使用例

(出所:国土交通省)
例えば、都市計画においては、PLATEAUを使用することで、
・建物
・道路
・橋梁
などの配置のシミュレーションをより正確に行うことができます。
また、防災対策においては、
・地震
・火災
・洪水
・津波
などのシミュレーションを行うことができ、災害時の対応策をより効果的に立てることができます。
さらに、PLATEAUはオープンデータとして公開されており、誰でも自由に利用することができます。
これにより、
・地理情報システム(GIS)
・データ可視化
などの分野で、より高度なアプリケーションの開発が可能となります。
具体的には、
・東京都 :「デジタルツイン実現プロジェクト」
・NTTドコモ :「バーチャル銀座」
・京浜急行電鉄:「XR観光バスツアー」
・渋谷キャスト:「エアレース渋谷2022-2023」
などがあります。
3.PLATEAUデータのUnityによる使用方法

(出所:国土交通省)
PLATEAUが提供する3D都市データをUnityで使用する方法を、Unity Japanが解説した動画があります。
出所:Unity Japan
同様に、PLATEAUが提供する3D都市データをUnityで使用する方法を、Junichiro Horikawa氏がわかりやすく解説した動画があります。
出所:Junichiro Horikawa
4.まとめ
今後も、国土交通省はPLATEAUをより進化させ、より多くの分野での活用を促進していく予定です。
この技術が、都市計画や防災対策などの分野で大きな貢献を果たすことが期待されます。
5.お役立ち情報案内
お役立ち情報を案内します。
ご活用ください。
5-1.高単価の動画編集案件の獲得を目指す動画クリエイター講座【MOVIE HOLIC アカデミア】
◆サービス概要◆
受注制作実績多数の制作会社が運営している講座
・CM制作
・映画撮影
・企業プロモーション動画制作
・YouTuber
・芸能人の YouTubeチャンネル制作
など。
◆メリット◆
実際に活用している生のノウハウを提供
- 動画編集、YouTubeチャンネル運営、撮影、案件獲得、動画・音声素材などの豊富なコンテンツ
- 自社案件や先輩が獲得した案件のサポートとして仕事がもらえる機会あり
- 案件獲得に重要なポートフォリオやクライアントの提案文も添削を経験豊富な講師が丁寧に実施
5-2.国家資格を目指す方のためのオンライン資格講座【スタディング】
◆サービス概要◆
- 【時間がなくてもOK】
スマホ・PC・タブレットで学べるため、日々忙しく勉強時間の取りづらい社会人・主婦・学生などの方に向いています。
低価格で経済的負担も少ないです。 - 【見やすく分かりやすい】
授業風景を録画しただけなのではなく、映像講座として専用のフォーマットで編集された講座は、視覚的で理解しやすいと好評です。 - 【暗記力に自信がなくてもOK】
脳科学に基づき暗記を補助する便利なツールや、記憶が消えないうちに定着を促進する問題練習機能も充実しており、無理なく進めて合格できる実力がつきます。
6.建設関連記事






コメント