公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターによりますと、外壁塗装業者による相談件数は、年々増加傾向にあります。
相談内容は、高額な見積もりを提示され契約に至り、悩んでいる方が多く見られます。
「どこの業者に依頼すればよいのだろうか?」
「業者を選択する際の注意点は何だろうか?」
と、お悩みの方はいませんか?
実は、おすすめの外壁塗装業者紹介サイトを利用しますと、業者選択の間違いを減らすことができます。
この記事では、
- おすすめ外壁塗装業者4社
- 外壁塗装業者の選び方
- 外壁塗装業者を選ぶ際の注意点
- 手抜き作業を見抜くポイント
について解説します。
業者から提示される資料・見積書を比較検討し、現地確認をまめに行うことにより、満足度の高い外壁塗装工事を行うことができます。
1.おすすめ外壁塗装業者案内サイト4社

足場組立・シート張り(筆者所有アパート)
1-1.第1位「外壁塗装の窓口」




「外壁塗装の窓口」の基本情報や特徴を下表にまとめます。




ここで、「【2分でわかる】外壁塗装の窓口サービス紹介動画」をご覧ください。
(出所:株式会社ドアーズ)
1-1-1.「外壁塗装の窓口」の特徴
- 日本国内に存在する外壁塗装業者の中から厳しい審査基準を満たした「人気塗装店」のみを紹介。
その規模は国内最大級(4,000社以上) - 客にあった塗装店の紹介からアフターフォローまで、専門知識を持った女性担当相談員が、最後までしっかりお付き合い
- サービスを全て完全無料で提供、利用者の数は月々30万人超
1-1-2.実際の見積額を公開中




1-1-3.「外壁塗装の窓口」の口コミ(Twitter)
1-2.第2位「タウンライフリフォーム」
「タウンライフリフォーム」の基本情報を下表にまとめます。




1-2-1.「タウンライフリフォーム」の特徴
「タウンライフリフォーム」の特徴は、下記の通りです。
- リフォーム部門で3冠達成
・利用満足度:第1位
・使いやすさ:第1位
・サイト利用者安心度:第1位 - 無料依頼しますと下記計画書が届きます
・アイデア・アドバイス
・費用・見積もり
・リフォームプランニング - 厳選な審査をクリアした、実績ある優良企業のみ紹介
1-2-2.「タウンライフリフォーム」の口コミ(Twitter)
1-3.第3位「ヌリカエ」




「ヌリカエ」の基本情報を下表にまとめます。




1-3-1.「ヌリカエ」の特徴
「ヌリカエ」の特徴は下記の通りです。
- 地域密着型から大手会社まで、優良企業を全国2,000社以上から選定し、顧客の要望に沿った複数社の見積書を提案
- 独自の加盟基準を満たす業者だけを厳選、クレームの多い業者は退会するシステムなので、優良企業を保持
- 業者選定の参考になるために、顧客の評価・口コミを公開
1-3-2.料金の目安・事例
外壁塗装料金の目安を2つの事例により提示します。
ただし、地域により異なります。
【事例1】
延床面積:51㎡~100㎡、塗料種類:シリコンの場合
・外壁塗装:43万円~71万円
・屋根塗装:21万円~39万円
・足場代 :15万円~20万円
ーーーーーーーーーーーーーーーー
・合 計:79万円~130万円
【事例2】
延床面積:101㎡~150㎡、塗料種類:シリコンの場合
・外壁塗装:48万円~91万円
・屋根塗装:27万円~45万円
・足場代 :20万円~25万円
ーーーーーーーーーーーーーーーー
・合 計:95万円~161万円
1-3-3.「ヌリカエ」の口コミ(Twitter)
1-4.第4位「プロヌリ」




「プロヌリ」の基本情報を下表にまとめます。




1-4-1.「プロヌリ」の特徴
「プロヌリ」の特徴は、下記の通りです。
- 専門アドバイザーが第三者の立ち位置で対応
「相場を知りたい」「見積もりの提案内容は適正なのか?」など、何でも気軽に尋ねることができます。 - 優良業者を最大4社まで紹介
現地調査の日程調整を代行可能、素早く手間なく手配、紹介後もサポート - 加盟会社の審査には多くの時間をかけて選定
地元で優良の塗装業者をネットワーク
1-4-2.料金の目安・事例
料金の目安は下表の通りです。




2つの事例により、費用の具体例を示します。
【事例1】
神奈川県・一戸建て
シリコンによる塗装、施工面積:140㎡、築年数:15年、工期:11日
→ 800,000円
【事例2】
滋賀県・一戸建て
施工面積:110㎡、築年数:20年、工期:14日
→ 660,000円
1-4-3.「プロヌリ」の口コミ(Twitter)
2.外壁塗装業者の選び方




(筆者所有アパート)
外壁塗装業者の選び方は、
- 優良業者を紹介してくれる一括見積もりサイトを利用
- 複数の塗装業社から見積もりを比較
- 専門アドバイザーがいる一括見積もりサイトを選択
などです。
2-1.優良業者を紹介してくれる一括見積もりサイトを利用
一括見積もりサイトを利用するメリットとしては、
- 見積り依頼を業者に 1 社ずつ問合せして、取り寄せる手間を省くことが可能
- 業者を自分で判断することにより、悪徳業者を選定してしまうリスクを取り除くことが可能
- 業者の WEB サイトを 1 社ずつ調べて、実績などを確認する手間を省くことが可能
一括見積もりサイトを利用する際、良い業者を選定する際には必要なツールといえます。
2-2.複数の塗装業社から見積もりを比較して選択
複数の塗装業者から見積もりを取り寄せることにより、工事料金や工事範囲を比較・、検討することができます。
また、複数の塗装業者に依頼することにより、競争心をあおることができ、見積金額を安く提示させることができます。
注意を要するのは、外壁塗装工事を1 社しか見積もりを取らないことです。
そうなりますと、塗装業者側も比較対象がいなくなり、見積金額を上乗せし、手抜き工事に繋がる可能性が生じます。




2-3.専門アドバイザーがいる一括見積もりサイトを選択
専門アドバイザーは、現在の外壁状況や外壁塗装を行うにあたっての疑問点・不安点を、見積もりする前
にヒアリングを行う相談員です。
先に疑問点・不安点を確認しておくことで、対処方法を事前に考え、効率的な外壁塗装を進めることができます。
専門アドバイザーのメリットは、
- 外壁塗装について、わかりやすく詳しく教示
- 外壁状況に応じた塗装業者の手配をしてくれる
- 見積金額や条件などが合わなかった場合には、代行で見積もりを提示した塗装業者に対して、キャンセルをしてくれる
などです。
きめ細かな対応をしてくれますので、専門アドバイザーがいる一括見積もりサイトを選定されることをお勧めします。




なお、外壁塗装の基本調査については、下記の記事をご覧ください。




3.外壁塗装業者を選ぶ際の注意点




(筆者所有アパート)
外壁塗装業者を選択する際の注意点は、
- 工事期間が短い場合
- 見積内容が、一式見積になっている場合
- 保証や保険へ加入していない業者の場合
- 火災保険で工事費用の全額を賄えると言い寄る業者の場合
- 助成金をもらえると煽る業者の場合
- 客の質問に対して、言いくるめようとする業者の場合
などです。
3-1.工事期間が短い場合
外壁塗装の工事期間が短いと要注意です。
天候や住宅の立地状況、住宅の形状、床面積にもよりますが、一戸建ての場合、工期は約1~4週間を要します。
事前に工事のスケジュール(工事内容・工事期間)を確認し、工程表などの書類を取得することが大切です。
工事期間があまりにも短く設定されていますと、様々な工程が省略され、手抜き工事の可能性が高くなりますので、注意が必要です。
3-2.見積内容が、一式見積になっている場合
見積書の内容に、必要な項目や内訳が記載されているか否かを確認する必要があります。
先ず外壁塗装の見積書は、「足場工事」、「塗装工事」、「諸経費」で構成されています。




3-2-1.悪い見積書
特に下記の見積もりの様に、「足場工事」、「塗装工事」が一式金額しか記載されていない場合、その塗装業者は避けた方が良いです。
必要以外の金額を上乗せして提示している可能性が高くなります。




3-2-2.良い見積書
優良な塗装業者は、下記の様に内訳や数量、単価を明確に記載し、見積書を提示します。




3-3.保証や保険へ加入していない業者の場合
業者を選択する際、
・保証条件は明確か?
・瑕疵保険への加入ができているか?
を事前に確認しておくことも大切です。
外壁塗装工事の保証には2種類あります。
- 一つは、塗料メーカーによる「メーカー保証」
- もう一つは、外壁塗装業者による「工事保証」
です。
「リフォーム瑕疵保険」に加入している業者であれば、第三者による検査のシステムがあります。
工事中・工事後の瑕疵(不具合)が見つかった場合でも、補修してもらえます。
3-4.火災保険で工事費用の全額を賄えると言い寄る業者の場合
「外壁塗装工事費用が火災保険で全額賄える」という甘い話で近寄ってくる業者は要注意です。
確かに、外壁塗装工事費用が火災保険で全額賄えるケースは多々あります。
しかし、詐欺の手にかかりますと、後から追加工事やオプション工事と称して追加工事費用を請求する業者もいます。
実際に国民生活センターにも多くの詐欺案件が報告されています。
また、火災保険詐欺の場合、保険金請求の代行をやりたがる傾向にあります。
しかし、書類記入内容に整合性が見られず、保険会社に詐欺の可能性を疑われるケースもあります。
そうなりますと、現地へ派遣される保険鑑定人も、はなから疑義の目で鑑定を行いますので、審査の通過は困難となります。
なお、火災保険については下記の記事をご覧ください。




3-5.助成金をもらえると煽る業者の場合
外壁塗装の
・見積比較サイト
・施工業者
の中には、「助成金で損をしていませんか?」と煽る広告が見受けられます。
市区町村によっては、外壁塗装に対して助成金を出す場合もありますが、ごく一部であるのが現状です。
そのことを謳わずに、「誰でも助成金を受取れる」と誤解する広告を出し、集客するケースが見受けられます。
直接、市区町村に問合せすれば、外壁塗装に対して助成金支給の有無を確認できます。
悪徳業者に引っかからないように注意が必要です。
3-6.客の質問に対して言いくるめようとする業者の場合
筆者も経験しましたが、客の質問に対して、
・言いくるめようとする姿勢
・勝とうとする姿勢
の業者がいます。
この様な姿勢は、営業として最低です。
実際に、
・社員の姿勢も悪い
・下請け業者への扱いも雑 → 離れる
です。
避けた方が賢明といえます。
4.業者の手抜き作業を見抜くポイント




(筆者所有アパート)
外壁塗装業者の手抜き作業を見抜くポイントは、
- 高圧洗浄や下地処理・補修作業を手抜き
- 塗料材が見積書のものと違うものを使用
- 塗装回数が少なく必要以上に薄めて使用
- 乾燥時間が短い
などです。
4-1.高圧洗浄や下地処理・補修作業を手抜き








写真6:高圧洗浄(右写真)
(筆者所有アパート)
基本となる高圧洗浄や下地処理・補修作業を怠りますと、塗装の耐用年数の短期化に直結しますので、その様な手抜きを見逃してはいけません。
外壁塗装工事の前に、外壁を高圧洗浄により汚れをしっかり落とす工程があります。
高圧洗浄を怠りますと、汚れが付着した状態で塗装工事をすることになります。
そうしますと、凹凸が生じ、塗装が剥がれやすい原因となります。
また、外壁塗装工事の前に、外壁の壁面に凹凸がないかを確認する必要があります。
凹凸がある場合には、パテなどを施して凹凸を無くす下地処理を事前に行わなければなりません。
この補修作業を怠りますと、塗料が一様に付着せず、塗装の耐用年数が通常よりも短くなります。
この初期に行う作業は、全ての基礎となる工程ですので、現地で確認する必要があります。
4-2.塗料材が見積書のものと違うものを使用
見積書に記載されている塗料と現場で使う塗料が違っている場合があります。
塗料のグレードを落とすことにより、経費削減を図る手口です。
この場合も現地において、塗料缶に記載されている塗料の種類と見積書の塗料の種類とが一致しているかを確認する必要があります。
塗料のグレードが落ちれば、塗装の耐用年数が短くなります。
塗料ごとの耐用年数を下表にまとめます。




4-3.塗装回数が少なく必要以上に薄めて使用








写真8:塗装工事:建物外壁(右写真)
(筆者所有アパート)
塗装回数が、
- 本来3回のところを2回で済ませる
- 規定以上に塗料を薄めて使用する
場合がありますので注意が必要です。
塗装回数は、同じ塗料を2回目と3回目で使用する場合、塗装完了後では見分けがつきません。
作業している様子を見守るしか、見抜ける方法がありませんので、まめな現地確認が必要になります。




また、油性塗料を使用する場合、シンナーで薄めます。
水性塗料を使用する場合、水で薄めます。
それぞれ塗料製品ごとに、シンナーや水で薄める比率が規定されています。
その規定以上に薄めて、塗料費用を抑える業者がいます。
そうしますと耐用年数に直結し短くなりますので、現地確認が必要になります。
4-4.乾燥時間が短い
初期段階での高圧洗浄後や塗装後の際、その都度、一定の乾燥時間を必要とします。
乾燥時間を取らずに、次の作業に移る場合があります。
工期短縮や人件費削減により、現地作業時間を意図的に短くする業者がいますので、注意が必要です。
本来ならば、高圧洗浄時や塗装時の天候・気温・湿度に合わせて乾燥時間を調整する必要があります。
特に雨天時、乾燥時間を多く要しますので、注意が必要です。
乾燥時間を取らずに重ね塗りをしますと、塗料がしっかり付着せず、塗膜が剥がれやすくなります。
これも現地確認が必要となります。
なお、業者への発注方法、手抜き工事については、下記の記事をご覧ください。




5.まとめ
以上、
- おすすめ外壁塗装業者4社
- 外壁塗装業者の選び方
- 外壁塗装業者を選ぶ際の注意点
- 手抜き作業を見抜くポイント
について解説しました。
業者紹介サイトを活用することにより、厳選された外壁塗装業者の中から選定することになりますので、質の高い見積書の提示をさせることができます。
また、外壁工事後の業者に対する口コミや評判がサイト上に掲載されますので、手抜き工事をされる可能性は低くなります。
さらに、注意点などを参考にしながら、外壁塗装工事中の現地確認をまめに行うことで、より品質の高い工事の実現を図ることができます。
6.お役立ち情報案内
外壁塗装に関する情報案内します。
ご活用ください。
6-1.加盟店者数最大級【外壁塗装の窓口】
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7.参考・引用Webサイト
※1 「外壁塗装の窓口」公式WEBサイト
https://gaiheki-madoguchi.com/
※2 「タウンライフリフォーム」公式WEBサイト
https://www.town-life.jp/reform/wall/
※3 「ヌリカエ」公式WEBサイト
※4 「プロヌリ」公式WEBサイト
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