不動産を売却する場合、利用するツールの一つとして「不動産売却価格査定サイト」があります。
しかし、「不動産売却価格査定サイト」は、数十以上も運営されています。
「どの不動産売却価格査定サイトを利用すれば良いのだろうか?」
「それぞれの不動産売却価格査定サイトに特徴はあるのだろうか?」
と、お困りの方はいませんか?
実は、当社のおすすめする不動産売却価格査定サイト10選から、不動産の内容に応じて使い分けをしますと、希望価格に近い売却の可能性が高くなります。
この記事では、
- 不動産売却価格査定サイト10選
- 不動産売却価格査定サイト10選の比較
- 不動産売却価格査定サイトを利用するメリット
- 不動産売却価格査定サイトを利用するデメリット
- 不動産売却価格査定サイトの選び方
について解説します。
1.不動産売却価格査定サイト10選
当社の独自基準で選定した、不動産売却価格査定サイト10選を解説します。
ここで、筆者のおすすめは、
・マンション売却:「マンションナビ」
・戸建て売却 :「タウンライフ不動産販売」
・幅広い情報収集:「LIFULL HOME’S」
:「at home」
:「SUUMO」
:「イエウール」
です。
他にも、優秀な不動産売却価格査定サイトを4つ紹介します。
1-1.LIFULL HOME’S
「LIFULL HOME’S」の基本情報や特徴、メリットを下表にまとめます。
1-2.イエウール
「イエウール」の基本情報や特徴、メリットを下表にまとめます。
1-3.すまいValue
「すまいValue」の基本情報や特徴、メリットを下表にまとめます。
1-4.HOMU4U
「HOMU4U」の基本情報や特徴、メリットを下表にまとめます。
1-5.SUUMO
「SUUMO」の基本情報や特徴・メリットを下表にまとめます。
1-6.マンションナビ
「マンションナビ」の基本情報や特徴、メリットを下表にまとめます。
1-7.リビンマッチ
「リビンマッチ」の基本情報や特徴・メリットを下表にまとめます。
1-8.at home
「at home」の基本情報や特徴・メリットを下表にまとめます。
1-9.タウンライフ不動産売買
「タウンライフ不動産販売」の基本情報や特徴・メリットを下表にまとめます。
1-10.Re-Guide
「RE-Guide」の基本情報や特徴・メリットを下表にまとめます。
2.不動産売却価格査定サイト10選の比較
当社のおすすめする不動産売却価格査定サイト10選の
・対象エリア
・参加不動産会社数
・査定同時依頼数
を比較しますと、下表の通りです。
データを公表している不動産一括査定サイトの中で、参加不動産会社数が最大となるのは、「LIFULL HOME’S」です。
また、査定同時依頼数が最大となるのは、「at home」です。
ちなみに、「LIFULL HOME’S」「at home」は、空き家バンクの2大運営会社です。
空き家バンクについては、下記の記事をご覧ください。
3.不動産売却価格査定サイトを利用するメリット
不動産売却価格査定サイトを利用するメリットは、
- 24時間どこでも無料で査定依頼可能
- 同時に複数の不動産会社に査定依頼可能
- 相場の把握が可能
- 質の高い不動産会社・営業担当に出会える可能性有り
などです。
3-1.メリット1:24時間どこでも無料で査定依頼可能
最大のメリットは、どこでも24時間好きな時間に無料で査定依頼できる点です。
所有する不動産を売却する場合、大変な労力をかけます。
不動産会社を一軒一軒訪問して、準備した不動産資料一式を手渡し、査定・売却依頼のために説明を行う必要がありました。
不動産の条件によっては、査定価格を算出するのに費用もかかりました。
しかし、スマホ・タブレット・PCなどのデバイスがあれば、仕事や家事の空き時間を利用して、簡単に無料で査定依頼可能です。
特に、不動産売却の経験がない人にとって、気軽に取組むことのできる非常に優れたアイテムとなります。
また、誰にも知られずに売却活動を進めることができ、プライバシーも保つことができます。
3-2.メリット2:同時に複数の不動産会社に査定依頼可能
一つの不動産売却価格査定サイトにより、最大6~10社の不動産会社に査定依頼が可能です。
複数の査定価格の提示を受けることができ、比較検討できます。
また、不動産売却価格査定サイトごとに、
・得意な分野・不得意な分野
・得意な地域・不得意な地域
などがあります。
各サイトの特徴を把握し利用することにより、精度の高い査定額を導き出すことができます。
・戸建てに強い査定サイト
・マンションに強い査定サイト
・大手企業だけで構成されている査定サイト
・地域密着型の中小企業なども参加している査定サイト
・全国47都道府県に及ぶ査定サイト
・ある地域に限定した査定サイト
などがあります。
所有する不動産のタイプや自身の好みにより上手に組み合わせて、複数の不動産売却価格査定サイトを選択し、査定依頼した不動産会社から査定価格の提示を受けることが可能です。
3-3.メリット3:相場の把握が可能
複数の不動産会社から査定価格やその根拠を説明する資料などの提示を受けますので、相場などを把握できます。
査定価格を出すためには、中古の戸建やマンションの場合、「取引事例比較法」という手法が利用されます。
その算出過程で、所有する不動産の近隣類似物件の価格帯を知ることができ、相場観を養うことができます。
例えば、所有する不動産が駅から徒歩10分の立地であれば、同じ条件での物件の取引事例を知ることができます。
不動産会社は、レインズをはじめとした様々な不動産情報媒体から物件情報を収集しますので、査定価格を把握するには、有効な情報となります。
3-4.メリット4:質の高い不動産会社・営業担当に出会える可能性有り
複数の不動産会社から提示される査定価格提案書の良し悪しも比較可能です。
その中で、親切丁寧で分かり易い査定価格提案書があれば、良い不動産会社・良い営業担当である可能性が高くなります。
その様な不動産会社や営業担当に当たりますと、
・疑問点を全てわかり易く説明
・顧客の立場に立った査定価格の算出
・売却活動も熱心な取り組み
となる可能性が高くなります。
筆者が、埼玉県さいたま市岩槻区に所有するマンションを、不動産売却価格査定サイトを通して売却しました。
査定依頼した不動産会社の営業担当により、希望価格以上で売却できた経緯を記事にまとめましたので、ご覧ください。
4.不動産売却価格査定サイトを利用するデメリット
不動産売却価格査定サイトを利用するデメリットは、
- 電話やメールでの営業活動がしつこくなる可能性有り
- 相場より高い査定価格を提示する悪質な業者有り
- 正しい査定価格かどうかの判断が困難
などです。
4-1.デメリット1:電話やメールでの営業活動がしつこくなる可能性有り
不動産会社は、査定依頼主が他の不動産会社にも査定依頼していることを分かっています。
したがって、自社での取引きを勝ち取るために、電話やメールでの営業がしつこくなることがあります。
しつこさと熱心さとは、紙一重の部分もありますので、一概に悪いこととは言えませんが、度が過ぎると問題です。
不動産売却価格査定サイトのシステムにも原因があります。
顧客から査定サイトに対して査定依頼の注文が入りますと、登録・指名された不動産会社へ顧客情報を流します。
その際、問合せ1件当たり数千円から1万数千円の利用料を、不動産会社から括査定サイトの運営会社へ支払います。
問合せに対する査定価格の提示にも経費がかかっているため、不動産会社は取引きを自社で行いたいがために、営業攻勢をかけることとなります。
しかし、依頼主から不動産会社によるしつこい営業に対して、査定サイト側にクレームが増えたこともあり、しつこい営業に対してペナルティを課すようになりました。
それからは、しつこい営業は減少傾向にあります。
4-2.デメリット2:相場より高い査定価格を提示する悪質な業者有り
不動産会社の中には、依頼主が高い査定価格を出した会社を単純に選択すると考える会社もあります。
したがって、取引事例比較法に基づく査定価格(相場)よりも明らかに高い価格設定をして、依頼主に提示する悪質な業者もいます。
依頼主も悪質な業者の手口に乗ってしまい、単純に査定価格の一番高い業者と取引を行いますと、後で痛い目に会う可能性が高くなります。
実際に、高い査定価格をそのまま売却価格として設定し、売却活動を開始しても売れません。
売れない状況がしばらく続いた後にタイミングを見計らって、不動産会社は売却価格を下げる交渉に入ります。
最悪の場合、相場よりも安い価格で売却する事例もあります。
悪質な不動産会社の行為もさることながら、査定価格提案書の中身をよく吟味しなかったことにより生じた結果ともいえます。
4-3.デメリット3:正しい査定価格かどうかの判断が困難
複数の不動産会社から査定価格を提示されますと、比較検討はできるものの、正しい査定価格がどれになるのかの判断は困難です。
その場合、査定価格提案書などの書類の提示があれば、査定価格の算出根拠を一つ一つ吟味していく必要があります。
吟味しますと、遠からずの査定価格がぼんやりと見えてきますので、手間を惜しまないことが大切です。
5.不動産売却価格査定サイトの選び方
不動産売却価格査定サイトの選び方として、考慮する点は、
- 売却実績豊富で、提携企業数が多い不動産売却価格査定サイトを選択
- 査定対象エリアが広く、売却不動産が対象エリアかどうかで選択
- 同時依頼可能な査定数で選択
- 知名度や運営会社の信頼性で選択
などです。
5-1.売却実績豊富で、提携企業数が多い不動産売却価格査定サイトを選択
売却実績が豊富であることは信用できます。
また、提携企業数が多くなりますと、査定価格を提示してくれる不動産会社の数も増えますので、比較検討できる数も増えます。
したがって、売却価格の設定がし易くなります。
不動産一括査定サイトの運営会社は、これまでに寄せられた査定依頼主からの様々な要望・クレームに対して改善を加えています。
したがって、提携する不動産会社に対する審査基準も年々厳しくしています。
既に提携している不動産会社に対しても、査定依頼主からのクレームが酷いようであれば、脱退させる処置を施しています。
5-2.査定対象エリアが広く、売却不動産が対象かどうかで選択
査定対象エリアが広くなりますと、地方などの不動産もカバーできる可能性が高まります。
所有する不動産の立地が査定対象地域になっていないと、査定依頼しても査定できる不動産会社がいません。
先ずは、査定できる不動産売却価格査定サイトを選択する必要があります。
地方の不動産売却価格を査定依頼するためには、地元密着型の中小企業である不動産会社と多く提携している査定サイトを選択しますと、査定できる可能性が高くなります。
どうしても査定できないようであれば、WEBサイト上にて検索し、地元の不動産会社を探し出し、直接問い合わせてみる方法もあります。
5-3.同時依頼可能な査定数で選択
同時依頼できる不動産会社の数で選択する方法もあります。
多くの不動産会社から提示される
・査定価格の比較検討
・算出根拠の比較検討
できます。
査定根拠には、
・立地条件
・建物の特性
・最寄駅からの距離・時間
・買い物がし易いなどの日常生活の便利さ
・近隣物件の取引事例
など、客観的根拠に基づく査定価格の提示を行ってくれます。
そこには、不動産会社の査定方針・姿勢も表れますので、様々な角度からの比較検討ができます。
特に「高い査定価格」を提示している会社の算出根拠に注意する必要があります。
明確な根拠に基づく高い査定価格の提示であれば問題ありません。
しかし、何の根拠もなく高い査定価格を提示する不動産会社は避けた方が賢明です。
単に専任媒介契約を取りたいがための悪質な手法である可能性が高いからです。
5-4.知名度や運営会社の信頼性で選択
不動産一括査定サイトの知名度や運営する会社の信頼性で選択する方法もあります。
知名度が高いということは、それだけ利用者数が多いということでもあり、実績を積んできた証ともいえます。
また、サイト内にある運営会社の概要を閲覧することにより、運営会社の方針・姿勢、規模、売上、実績などがわかり、信頼性を測ることができます。
他にも、提携している不動産会社の内容で選択する方法もあります。
大企業だけで構成される不動産一括査定サイトもあり、信頼性は高くなります。
6.まとめ
以上、
- 不動産売却価格査定サイト10選
- 不動産売却価格査定サイト10選の比較
- 不動産売却価格査定サイトを利用するメリット
- 不動産売却価格査定サイトを利用するデメリット
- 不動産売却価格査定サイトの選び方
について解説しました。
不動産会社の売却査定価格は、数社から取り寄せ比較しますと、数百万円の差が生じることもあります。
また、不動産会社の中にも得意な分野、不得意な分野があります。
例えば、マンション売却は得意だが、一戸建ては苦手といった具合です。
さらに、一括査定サイトの中にも、様々な特徴があります。
したがって、複数の不動産売却価格査定サイトから査定依頼し、各サイトから不動産会社数社ずつの査定診断書の提示を受け比較しますと、希望価格に近い売却の可能性が高まります。
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8.出所
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※2 「イエウール」
※3 「すまいValue」
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