大阪の水辺を散策することにしました。
記念すべき第1回は、大阪「水の回廊」の東側(川)に当たる東横堀川です。
土佐堀川との分岐点から南北に形成された東横堀川沿いを、水の流れと共に北から南へと、道頓堀川との接合点まで歩きます。
川沿いを、史跡や老舗、酒と肴を楽しみながら「水辺ウォーキング」を始めます。
1.東横堀川ウォーキング:葭屋橋~農人橋
前回の記事では、東横堀川沿いを葭屋橋から農人橋まで歩いた様子を綴りました。
よろしければ、その記事を先にご覧ください。
2.東横堀川ウォーキング:農人橋~上大和橋
今回の記事では、農人橋からスタートし、東横堀川沿いを橋を渡りながらジグザグに南下します。
道頓堀川との接合部までを、史跡などへ寄り道しながら歩いた様子を描きます。
(農人橋→久宝寺橋→安堂寺橋)
2-1.東横堀川9番橋:久宝寺橋(きゅうほうじばし)
東横堀川の第9番目の橋は、久宝寺橋です。
東横堀川左岸下流側より撮影
左岸上部のフェンスは阪神高速道路の流入ランプ
久宝寺橋を後にし、東横堀川左岸を下流へ向かいます。
(安堂寺橋~住友銅吹所跡~東濠橋)
2-2.東横堀川10番橋:安堂寺橋(あんどうじばし)
東横堀川の第10番目の橋は、安堂寺橋です。
安堂寺橋を後にし、東横堀川右岸を下流へ向かいます。
2-3.東横堀川11番橋:末吉橋(すえよしばし)
東横堀川の第11番目の橋は、末吉橋です。
東横堀川右岸下流側から撮影
上部は阪神高速道路のメンテナンス工事中
末吉橋を後にし、東横堀川右岸を下流へ向かいます。
2-4.東横堀川沿いの住友銅吹所(すみともどうふきしょ)跡
末吉橋の右岸を少し南下した箇所に、住友銅吹所跡地があります。
住友財閥の礎を築いた場所となります。
2-4-1.住友銅吹所の経緯
当時は銅吹所周辺には鋳物屋、鍛冶屋などの工業の町でした。
対岸の東側には、幕府御用瓦師である寺島家の請地で多くの瓦葺き職人や瓦仲士が住んでいました。
近年の発掘調査により、金銀を収納する地下金庫・約80基に及ぶ炉跡や、住居跡からは当時の生活を偲ばせる、中国陶器片が多数見つかっています。
この銅吹所は、明治6年ごろまで続き、その後は住友家邸宅となりました。
当時木造の洋館は珍しがられましたが、戦災で焼失しました。
(大阪歴史博物館)
江戸時代には、堀沿いに多くの雁木がありました。
2-4-2.住友銅吹所:Youtube解説動画
(出所:大阪市立科学館)
2-4-3.現在は元住友家本邸内ビリヤード場(玉突場)
2-5.東横堀川12番橋:九之助橋(くのすけばし)
東横堀川の第12番目の橋が九之助橋です。
木橋であった九之助橋は、第1次都市計画事業により大正15年(1926年)上路アーチ形式の永久橋に架け換えられました。
平成の改修では、アーチ形式や御影石積みの親柱など旧来の景観を保全するよう配慮されました。
また照明灯は大正15年当時のものをモチーフとしてデザインされました。
九之助橋を後にし、東横堀川左岸を下流へ向かいます。
2-6.東横堀川13番橋:東堀橋(ひがしぼりばし)
東横堀川の13番目の橋が東堀橋です。
東堀橋を後にし、東横堀川右岸を下流へ向かいます。
東堀橋~上大和橋
2-7.東横堀川14番橋:瓦屋橋(かわらやばし)
東横堀川の第14番目の橋が瓦屋橋です。
瓦屋橋を後にし、東横堀川左岸を下流へ向かいます。
2-8.東横堀川15番橋:上大和橋(かみやまとばし)
東横堀川の第15番目の橋が上大和橋です。
この橋が東横堀川に架かる最後の橋となり、ここから川の流れは西へ向きを変え、「道頓堀川」となります。
3.東横堀川ウォーキング終了
上大和橋が東横堀川ウォーキングのゴール地点となります。
半日かけて史跡や和食の店、e-よこ会などに寄り道しながら歩きました。
東横堀川の特徴は、スタート地点からゴール地点まで、阪神高速道路が覆っていることです。
この状態を逆手に取り、橋の下側部分にある橋桁にスクリーンを設け、映像を流し続ける試みが成されています。
そうなりますと、高速道路下の船旅やウォーキングも味わいが出てきます。
地元の人たちは、傘不要の船旅ともいっています。
いずれにしましても、他にはないアイデアを活かせる町が大阪の良さです。
浪花商人の心意気で、「面白いまちづくり」を期待します。
引き続き、「道頓堀川ウォーキング」を始めます。よろしければ記事をご覧になってください。
4.大阪「水の回廊」東横堀川デザインコンペ(Zoom de コンペ)開催・結果発表
(Zoom de コンペ)
https://www.youtube.com/watch?v=KkpodrSgChs
「動画を再生できません」と表示された場合、「YouTubeで見る」をクリックしてください。
【主催】
・大阪「水の回廊」東横堀川デザインコンペ実行委員会
・土木学会 建設マネジメント委員会 公共デザインコンペティション研究小委員会
5.お役立ち情報案内
不動産に関するお役立ち情報を案内します。
ご活用ください。
5-1.都内3.8万円〜家具家電付き【クロスワンルーム】
家具家電付きのワンルームというカテゴリーでは、一般的には都内で10万円以降が多くなります。
クロスハウスは、家賃3.8万円〜(平均6万円台)でご用意しており、人気エリア物件も多いため、 競合他社とも差別化を図れます!
◆ポイント◆
- 敷金0円、礼金0円、仲介手数料0円!初期費用5万円のみ
- 東京なのに、家賃が38,000円〜
※別途管理費なし - 家電はTV・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・電子レンジなど
- 家具はベッド・机・椅子・テレビ台・カーテンなどが備え付け
※家具家電の内容は物件により多少異なります。
5-2.大阪の水辺に関連する書籍案内
5-2-1.【「水都」大阪物語】:橋爪紳也著
本の内容につきましては、タイトル部分をクリックしてください。
5-2-2.【大阪淀川歴史散歩】:都市研究会編
本の詳しい内容につきましては、下記の書籍タイトル部分をクリックしてください。
5-2-3.【重ね地図で愉しむ大阪「高低差」の秘密】:梅林秀行監修
大阪「高低差」の秘密」
本の詳しい内容につきましては、下記の書籍タイトル部分をクリックしてください。
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