前回の水辺ウォーキング:大川は、淀川大堰から飛翔橋までを、大川左岸を通りながら、橋や神社、城北川などを案内しました。

大川上流部
前回の記事の内容は、下記をご覧ください。




1.水辺ウォーキング水都大阪:大川:飛翔橋~源八橋
前回の続きで、飛翔橋を出発して、大川左岸を下流へ向かいます。




前方に現れたのは、都島橋です。
1-1.大川第3番橋:都島橋
都島橋は、大川の上流から第3番目の橋です。




大川左岸上流側から撮影




都島橋中央から上流を見ますと、飛翔橋が見えます。(写真4)








大川左岸の水辺遊歩道が、都島橋の下を潜り抜けて、歩行者が歩くことができます。








大川左岸の下流側から撮影
1-2.大阪市水道発祥之地
都島橋を後にし、大川左岸を下流へ向けてしばらく歩きますと、「大阪市水道発祥之地」の石碑が現れました。




横に案内が記されていましたので、引用します。
Δ石碑案内文1:大阪市水道発祥之地
前回、案内しました沖野忠雄も関わっていると思われます。
1-3.大川第4番橋:JR大阪環状線:淀川橋梁(よどがわきょうりょう)
大川左岸を下流側へ歩いていきますと、JR大阪環状線:淀川橋梁が現れます。
淀川橋梁は、大川の上流から第4番目の橋です。




大川左岸上流側から撮影




大川なのに、淀川橋梁という名称がついています。
これは、昔、現在の大川が、旧淀川であったことに由来すると考えられます。
1-4.大川第5番橋:源八橋(げんぱちばし)
淀川橋梁を後にし、大川左岸を下流側へ歩きますと、源八橋が現れます。
源八橋は、大川の上流から第5番目の橋です。




大川左岸下流側から撮影




源八橋の中央から上流側を見ますと、JR大阪環状線:淀川橋梁が見えます。(写真13)
源八橋の中央から下流側を見ますと、OAPタワーが見えます。(写真14)








大川左岸の水辺遊歩道は、源八橋の下を潜り抜け、歩行者が通ることができます。
源八橋の左岸橋詰に桜之宮公園の案内板がありました。








(源八橋左岸橋詰)
源八橋の左岸側に、源八橋の案内板がありましたので、その内容を引用します。
Δ案内文2:源八橋案内板記載文
2.水辺ウォーキング水都大阪:大川:源八橋~桜宮橋
源八橋から桜宮橋までの間、
・OAP(大阪アメニティパーク)
・レガッタ艇庫基地
・水陸両用観光バス
・桜宮橋
を案内します。




大川下流部
2-1.OAP(大阪アメニティパーク)※1
源八橋を後にし、大川左岸を下流へ向けて歩きますと、大川右岸にOAPタワーが現れます。




大川左岸上流側から撮影




大川左岸の対岸から撮影
OAP(大阪アメニティパーク)は、大阪の中心部でありながら、約5haという広大な敷地と、ウォーターフロントという恵まれたロケーションに位置します。
いわゆる「水辺建築」です。
OAPは、その名のとおり快適性をテーマにした「人間環境空間の創造」を目指しました。
・ゆったりと流れる大川
・桜並木の美しい毛馬桜之宮公園
・明治時代の歴史が薫る造幣局や泉布観
など、辺りは思わず訪れたくなる名所であふれています。
オフィス、ホテル(帝国ホテル大阪)、ショッピング、そして住宅。
OAPに広がるさまざまな都市生活シーンは、豊かな緑や水と共に、四季を吸収します。
OAPの配置図を挙げます。




2-2.レガッタ艇庫基地
大川は、小型ボート・レガッタ・カヤックの練習場としても利用されています。
そのため、大学の漕艇部の艇庫が並びます。








筆者は、「カヤック一人旅」が趣味です。
主に関西の川や大阪湾、瀬戸内海をカヤックで漕いでいます。
大川もよく漕ぎました。
なお、「カヤック一人旅」については、下記の記事をご覧ください。




2-3.水陸両用観光バス
全国に先駆けて、水陸両用観光バスを営業したのは、大阪です。
2-3-1.かつての水陸両用観光バス
大川に面して、水陸両用観光バスが、
・陸地から大川へ
・大川から陸地へ
移動するための乗入口が、桜之宮公園内にあります。








水陸両用バスの写真は、2008年に撮影したもので、随分古いものです。(写真22)




(2008年)




(2008年)
水陸両用観光バスを仕掛けたのは、当時(1998年)居酒屋を経営していた須知さんです。
確か、「1号車は自前(約2,000万円)でオーストラリアから輸入した」と言っていました。
他にも、水陸両用ジープも所有し、著名人を乗車させて道頓堀川を航行していました。
浪花商人の心意気です。
道頓堀(現:道頓堀川)を私財を投げうって開削工事をした安田道頓に通じるものがあります。
2-3-2.現在の水陸両用観光バス(※2)
現在は、「大阪ダックツアー」と称して、水都大阪を楽しませてくれます。




(出所:大阪ダックツアーWEBサイト)※2
観光コースは、下図の通りです。




(出所:大阪ダックツアーWEBサイト)※2
集合場所は、川の駅「はちけんや」地下1階です。
住所:大阪市中央区北浜東1-2
2-4.大川第6番橋:桜宮橋(さくらのみやばし)
大川左岸を下流へ歩きますと、桜宮橋が現れます。
桜宮橋は、大川の上流から第6番目の橋です。
桜宮橋は、国道1号線上にある橋です。
片側3車線あり、上り線と下り線で別々の橋になっています。
地元の人は、橋の色が銀色であることから「銀橋」と呼び親しんでいます。
桜宮橋の設計は、武田五一が行いました。




大川左岸上流側から撮影




元々は、下流側にある橋だけでしたが、車線拡幅に伴い、新しい橋を上流側に設けました。
銀橋に対して、「新銀橋」と呼ばれています。
新桜宮橋の意匠設計は、安藤忠雄が行いました。








桜宮橋の中央から下流側を臨みますと、小さくですが大阪城天守閣が見えます。(写真29)
また、右岸に造幣局が見えます。








大川左岸下流側から撮影
大川左岸の水辺遊歩道は、桜宮橋の下を潜り抜け、歩行者が通ることができます。(写真30)
3.水辺ウォーキング水都大阪:大川:桜宮橋~川崎橋
桜宮橋から川崎橋までの間、
・造幣局
・川崎橋
を案内します。
3-1.造幣局(※3)
桜宮橋を後にし、大川左岸を下流へ向けて歩きますと、対岸にあるのは造幣局です。




大川左岸から撮影
3-1-1.造幣局とは?
その後、造幣局は、時代の要請にこたえて
・貨幣の製造
以外にも
・勲章・褒章及び金属工芸品等の製造
・地金・鉱物の分析及び試験
・貴金属地金の精製
・貴金属製品の品位証明(ホールマーク)
などの事業も行っています。
平成15年4月1日から、独立行政法人造幣局となりました。
3-1-2.桜の通り抜け
造幣局といえば、「桜の通り抜け」が有名です。




(出所:造幣局)※3
現在、造幣局にある桜は、
・関山
・松月
・普賢象
・楊貴妃
などの八重桜が主(大半は遅咲きの八重桜)です。
満開時の美しさはたとえようもなく、明治16年に開始した「桜の通り抜け」も昭和58年春には100年を迎えました。
今では浪速の春を飾る風物詩として、人々に愛されています。
なお、
・大手毬
・小手毬
などは、他ではめったに見られない珍種と言われています。
2022年の通り抜けは、3年ぶりの開催となりました。
新型コロナウィルス感染拡大に伴う中止が2回続きましたが、ようやく春を迎えました。
西 暦 | 開催の有無 |
2019年 | 開 催 |
2020年 | 中 止 |
2021年 | 中 止 |
2022年 | 開 催 |
2023年 | 開 催 |
3-2.大川第7番橋:川崎橋(かわさきばし):歩行者専用橋
造幣局を後にし、大川左岸を下流へ向けて歩きますと、川崎橋が現れます。
川崎橋は、大川上流から第7番目の橋で、歩行者専用橋です。




大川左岸上流側から撮影




川崎橋は、斜張橋といわれる架橋方式です。
橋桁が薄く、美しいフォルムを描きます。(写真34)








川崎橋中央から下流側を臨みますと、前方に架かる橋は、天満橋です。(写真37)
その向こうに、八軒屋浜といわれる昔からの船着場があります。




大川左岸上流側から撮影




大川左岸下流側から撮影
大川左岸の水辺遊歩道は、川崎橋の下を潜り抜け歩行者が通ることができます。
大川の上流端である毛馬排水機場・毛馬水門・毛馬閘門から、大川左岸を下流側へ向けて歩いてきました。
毛馬排水機場・毛馬水門・毛馬閘門から川崎橋へ至るまでの間、水辺遊歩道が、橋や他の障害物に邪魔されることなく、ずっと歩き続けることができました。
しかし、川崎橋から少し下流へ歩きますと、寝屋川の河口部にあたり、一旦ここで水辺遊歩道は、ストップし途切れます。
寝屋川は、大川左岸に流れ込む川です。




大川左岸上流側から撮影
今回の旅は、ここまでです。
4.まとめ
以上、飛翔橋から川崎橋までの間を、大川左岸を歩きながら案内しました。
都市河川の水辺において、これだけの距離を、水面に近い高さで歩くことができるポイントは、国内でも数少ないと思われます。
ちなみに、大川右岸の水辺遊歩道は、これまで連続して歩いたことがありません。
機会を見つけて歩き、どこまで連続して歩くことができるのか、報告したいと思います。
第3回は、川崎橋から寝屋川河口部を通り、中之島までを案内します。




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5-3.大阪の水辺に関連する書籍案内
大阪の水辺に関連する書籍の案内をします。
5-3-1.【「水都」大阪物語】:橋爪紳也著




本の詳しい内容につきましては、下記の書籍タイトル部分をクリックしてください。
5-3-2.【大阪淀川歴史散歩】:都市研究会編




本の詳しい内容につきましては、下記の書籍タイトル部分をクリックしてください。
5-3ー3.【重ね地図で愉しむ大阪「高低差」の秘密】:梅林秀行監修




「高低差」の秘密」
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6.参考・引用WEBサイト
※1「OAP 大阪アメニティパーク」
※2「ダックツアー」
http://www.japan-ducktour.com/osaka/
※3「独立行政法人 造幣局」
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