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水辺ウォーキング:水都大阪11:大川:川崎橋~天神橋

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前回の水辺ウォーキング大川は、飛翔橋から川崎橋までを、大川左岸を通りながら、橋や神社、造幣局などを案内しました。

前回の記事の内容は、下記をご覧ください。

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水辺ウォーキング:水都大阪10:大川:飛翔橋~川崎橋 前回の水辺ウォーキング:大川は、淀川大堰から飛翔橋までを、大川左岸を通りながら、橋や神社、城北川などを案内しました。 Δ図1.水辺ウォーキング水都大阪大川上流...

今回の水辺ウォーキング大川は、川崎橋を出発し、寝屋川河口部・大阪城へ寄り道をします。
その後、川崎橋に戻って大川下流を歩きながら
 ・天満橋
 ・八軒家
 ・天神橋
と見学します。
水都大阪の象徴となる水辺を案内します。

目次

1.水辺ウォーキング水都大阪:寝屋川:寝屋川河口~大阪城

前回の続きで、川崎橋を出発します。

大川ウォーキングですが、
 ・寝屋川河口部
 ・大阪城
と、寝屋川へ少しだけ寄り道をします。

図1.大川・寝屋川
ウォーキングルート図
Δ図1.大川・寝屋川
ウォーキングルート図

1-1.寝屋川河口

川崎橋から少し下流へ歩きますと、寝屋川河口部になります。

寝屋川を少しだけ上流へと向かいます。
河口部に京阪電鉄寝屋川橋梁があります。
そのため、京阪電鉄を渡るために地下横断通路を通ります。(写真3)

地下通路を横断しますと、寝屋川橋の近くに出てきます。

1-2.寝屋川第1橋:京阪電鉄寝屋川橋梁

京阪電鉄寝屋川橋梁は、寝屋川河口から1番目の橋です。
寝屋川橋の中央部から下流側を向いて京阪電鉄寝屋川橋梁を撮影します。

写真5.京阪電鉄寝屋川橋梁:寝屋川橋から下流側を撮影
Δ写真5.京阪電鉄寝屋川橋梁
寝屋川橋から下流側を撮影

京阪電鉄は、大阪市内の淀屋橋駅から京都市内の出町柳駅を結ぶ鉄道です。
淀川橋梁のすぐ近くに京阪電鉄の天満駅があります。

1-3.寝屋川第2橋:寝屋川橋

寝屋川橋は、寝屋川河口から2番目の橋です。

写真6.寝屋川橋:京橋から下流側を撮影
Δ写真6.寝屋川橋
京橋から下流側を撮影

寝屋川を後にし、寝屋川右岸を上流へ向かいます。

1-4.寝屋川第3橋:寝屋川歩道橋

白く見える橋が、寝屋川歩道橋です。
歩行者専用橋です。

写真7.寝屋川歩道橋:寝屋川橋から上流側を撮影
Δ写真7.寝屋川歩道橋
寝屋川橋から上流側を撮影

1-5.寝屋川第4橋:京橋

寝屋川歩道橋のすぐ上流側にある橋が、京橋です。

江戸時代には、この辺りに「京橋川魚市場」がありました。

その案内板が立っていましたので、記載文を引用します。(写真13)

京橋川魚市場跡

 大坂の魚市場といえば雑魚場市場(ざこばいちば)が著名である。
しかし近世の魚市場は雑魚場ひとつではなく、木津や天満にも海魚を扱う市場が営まれていた。
また海魚とは別に川魚を扱う市場が京橋にあった。
 京橋川魚市場の起源は、石山本願寺の時期に設けられた鮒市場とされる。

もともとは漁民が、京橋の北詰に川魚を持ち寄って販売する市のようなものだったと考えられる。
寛保元年(1741)の「京橋川魚独占販売由来記」によれば、慶長年間(1596~1615)のはじめごろに、小出播磨守秀政の指示を受けて構成員五十五人、うち五人を幹事である年寄とする市場機構のシステムが整えられた。
 以降近世を通して、幕府に大坂で川魚を独占的に扱うことを公認された市場となった。
 近代に入り、市場機構の変革がすすむ中、京橋川魚市場は明治末期には中之島六丁目付近へ移転し、大正四年(1915)に大坂川魚株式会社が設立された。


大阪市教育委員会

京橋を寝屋川右岸から左岸へと渡り、大阪城へ向かいます。

1-6.大阪城

京橋を渡り真っ直ぐ直進しますと、大阪城の京橋口に行きます。
京橋口を通過しますと、内堀を前面にした大阪城天守閣が現れます。

写真14.大阪城天守閣:前面は内堀
Δ写真14.大阪城天守閣
前面は内堀

なお、大阪城見学の詳しい内容については、下記の記事をご覧ください。

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1-7.大川へ戻る

ここまで、寝屋川河口部と大阪城へ寄り道しましたが、来た道を大川の川崎橋まで戻ります。

2.水辺ウォーキング水都大阪:大川:川崎橋~天神橋

大川ウォーキングに戻ります。

2-1.大川第7番橋:川崎橋(かわさきばし):歩行者専用橋

川崎橋を大川左岸から右岸へと渡り、大川右岸を下流へ向かいます。

大川右岸から寝屋川河口部を見ますと、大阪城天守閣と京阪電鉄の電車が重なりました。

写真19.大阪城天守閣と京阪電鉄
Δ写真19.大阪城天守閣と京阪電鉄

天守閣の無い東京では、この様な写真は撮れません。
その意味でも、皇居には立派な天守台が残っていますので、「江戸城天守閣再建運動」をもっと盛り上げるべきです。
江戸東京には、江戸城天守閣が必要であると筆者は考えます。
現時点では、東京都民の一部年配の方々しか動いておりません。

2-2.大川第8番橋:天満橋(てんまばし)

次に現れるのは、天満橋です。
天満橋は2層構造になっており、
 ・下部橋は街路
 ・上部橋はバイパス
となっています。

左手には八軒家浜の船着場が見えます。(写真23)

写真24.中之島に架かる天神橋:天満橋から拡大して撮影
Δ写真24.中之島に架かる天神橋
天満橋から拡大して撮影

天満橋から下流を臨みますと、中之島に架かる天神橋が見えます。(写真24)
中之島を挟んで
 ・右(北)側の川は堂島川
 ・左(南)側の川は土佐堀川
です。

天満橋を大川右岸から左岸へと渡り、下流へ向かいます。

2-3.八軒家浜(はちけんやはま)

八軒家浜に来ました。
八軒家浜は、大川左岸天満橋の下流側に位置します。
八軒家浜には、船着場や「川の駅はちけんや」があります。

2-3-1.八軒家の歴史

図2.江戸時代の八軒家浜
Δ図2.江戸時代の八軒家浜

八軒家の案内板がありましたので、その記載内容を引用します。

 7~8世紀頃この辺りに難波津があり、遣隋使・遣唐使がここから旅立ちました。

 江戸時代、八軒家には三十石船をはじめ野崎詣・金毘羅参などの様々な船が発着し、淀川流域の船着場として随一の賑わいを見せました。
船着場には京街道でもあった浜通から川岸にかけて、石の階段「雁木」が築かれ、物資の積み下ろしや人の乗り降りに便利な工夫がされていました。
 三十石船は八軒家と京・伏見の間、十一里余(約45km)を上り一日、下り半日で運航し、江戸時代を通して貨客輸送の中心を占めました。
明治時代以降に交通手段が陸上へと移るまで、この辺りは交通のターミナルとして賑わいました。

 明治三年(1870)に上記汽船が就航しますと三十石船は衰退し、明治四十三年(1910)に京阪電気鉄道が天満橋~京都五条間に開通して、八軒家は淀川の貨客鉄道のターミナルの役目を終えました。

 しかし、現在、水の都大阪再生の核となる取組として、水上交通の拠点となる船着場が八軒家に完成し、往時の賑やかな水上ターミナルの役目は、現代にも引き継がれています。

また、 
 ・十返舎一句の「東海道中膝栗毛」
 ・司馬遼太郎の「竜馬が行く」
 ・浪花節「森の石松三十石船」
にも八軒家がでてきます。

2-3-2.「川の駅はちけんや」

川の啓発施設として、八軒家浜に「川の駅はちけんや」があります。

「川の駅はちけんや」建物内の様子です。(写真33・34)

2-3-3.「川の駅はちけんや」内の「大起水産」で昼食

「川の駅はちけんや」1階に水産物を扱う飲食店「大起水産」があります。
せっかくなので、昼食をとることにしました。

腹も満たされ、「川の駅はちけんや」を後にし、大川左岸を下流へ向かいます。

2-4.大川第9番橋:天神橋、土佐堀川・堂島川第1番橋

次に現れるのは、中之島に東端に架かる天神橋です。
天神橋は、中之島を挟んで
 ・南側の土佐堀川
 ・北側の堂島川
の両方に架かる端です。

2-4-1.土佐堀川

2-4-2.堂島川

写真46は、前代の天神橋を表す飾板です。

筆者は、「カヤック一人旅」が趣味です。
この辺りも過去によく漕ぎました。
なお、「カヤック一人旅」については、下記の記事をご覧ください。

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3.まとめ

以上、

  • 寝屋川:寝屋川河口~大阪城
  • 大川:川崎橋~天神橋

について案内しました。

寝屋川河口部へ寄り道をしましたが、寝屋川沿川も見所豊富です。
その最たるポイントは大阪城です。
いずれ寝屋川ウォーキングも行う予定です。

今回の大川は、天満橋・八軒家・天神橋と、大川のメイン箇所を歩きました。
観光船も一番数多く行き交う箇所です。
昔も今も水都大阪を象徴する箇所です。

次回は、堂島川ウォーキングとなります。
土佐堀川ウォーキングは、大阪「水の回廊」ウォーキングで案内しました。
よろしければ、その記事もご覧ください。

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この記事を書いた人

◆有限会社エクセイト研究所◆

職務:代表取締役
業務:不動産コンサルタント
   不動産投資(大家業)
   不動産ライター・ブロガー
資格:一級建築士
   1級土木施工管理技士
   宅地建物取引士
   測量士
   定借アドバイザー
   マスタースキューバダイバー
認定:プロクラウドワーカー
   認定ランサーズ
趣味:カヤック一人旅
   水辺ウォーキング
   スキューバダイビング
   メタバース:まちづくり
   サックス:JPOP、JAZZ
   

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