都市の水辺をウォーキングしますと、城郭に出会う機会がよくあります。
特に、天守閣のある街は、それだけで風格が出ます。
特に平城は、水辺の近くに築城されます。
・敵からの防御
・舟運による流通の確保
・飲料水の確保
などに優れているからです。
今回の記事は、大阪市内の大川を水辺ウォーキングした際、大阪城にも寄って見学した様子を紹介します。
1.大阪城の概要

大阪城(おおさかじょう)は、日本の歴史的な城郭の一つで、大阪府大阪市中央区に位置しています。

この城は、日本の戦国時代から江戸時代にかけて築かれ、その歴史的背景や役割から日本の文化的な象徴の一つとされています。
以下では、大阪城の歴史と特徴について簡単に説明します。

大阪城は、豊臣秀吉(Toyotomi Hideyoshi)によって築かれました。
秀吉は戦国時代末期から江戸時代初期にかけて、日本を統一した重要な武将の一人であり、彼の統一政権の象徴として大阪城が建設されました。
大阪城はその壮麗な建築と美しい庭園で知られ、日本の城郭建築の傑作とされています。
2.大阪城築城・改築の経緯
大阪城は、歴史的に何度かの築城と改築を経て、現在の「3代目」が存在します。
以下に、大阪城の築城と改築の経緯を簡単に説明します。
2-1.初代大坂城(上の丸・下の丸)

(1583年~1615年)
初代の大坂城は豊臣秀吉によって築かれました。
築城は、1583年から1586年にかけて行われ、城は本丸(上の丸)と二の丸(下の丸)からなりました。
この城は、秀吉の統一政権の象徴として使用され、秀吉の死後、彼の後継者たちによっても使用されました。

2-2.2代目大阪城(天守が焼失後の改築)

(1620年~1868年)
初代の大坂城の天守が1615年に焼失した後、大坂夏の陣と呼ばれる戦闘で城の多くの部分が破壊されました。
その後、大坂城は徳川家康の指示のもとで改築され、天守が再建されました。
2代目の大阪城は、新たに建てられた天守を含む多くの櫓や門から成り、江戸時代を通じて使用されました。

2-3.3代目大阪城(現代の大阪城)
2代目の大阪城は19世紀末に廃城となり、その後の明治時代にほぼ完全に破壊されました。
しかし、20世紀になって、大阪市は歴史的な価値を持つ大坂城を復元し、現在の3代目の大阪城が築かれました。
この再建は1931年に始まり、天守を含む主要な構造物が再建されました。
現代の大阪城は観光名所として多くの人々に愛されており、日本の歴史と文化を伝える重要な拠点となっています。
現在の大阪城は、観光客や歴史愛好者にとって訪れる価値のある場所で、その美しい建造物と広大な庭園が魅力です。
3.大阪城の堀

大阪城は、その堀の存在でも有名です。
城の周りには幅広い水域が広がり、これが大阪城の特徴の一つです。
この堀は、城の防御を強化し、敵からの攻撃を防ぐ役割を果たしていました。
また、堀は美しい景観を創り出し、城全体の雰囲気を引き立てています。
大阪城の堀は、外堀と内堀の2つの部分から成り立っています。
外堀は城の外側に広がり、内堀は城の本丸(中心部)を囲んでいます。
これらの堀は豊臣秀吉の治世中に掘削され、水路を通じて大阪湾とつながっていました。
この水路は城への物資の供給や、輸送の手段として活用されました。

大手門から撮影
茶系の建物は大阪歴史博物館
大阪城の堀は、その美しさと機能性から多くの観光客や歴史愛好者に訪れられています。
特に桜の季節には、桜の花が咲き誇り、堀の周りが美しい花見スポットとして知られています。
大阪城の堀は、日本の歴史と文化を感じる場所として訪れる価値があります。
城とその堀は、日本の武士文化や建築技術、美しい自然景観を一堂に見ることができる特別な場所です。
4.大阪城内見学
冒頭にも記しましたが、大川の水辺ウォーキングをした際、大阪城にも寄って見学することにしました。
4-1.大阪城内見学ルート
大阪城内を見学したルート図は、下図の通りです。

下図は、大阪城公園案内図です。


4-2.京橋口
寝屋川に架かる京橋を右岸から左岸に渡り進みますと、大阪城への入口の一つである京橋口があります。


京橋口案内板の記載文を引用します。
4-2-1.京橋口桝形の巨石
京橋口には、大阪城内第2の巨石である「肥後石」があります。


案内板記載文を引用します。
4-2-2.こま犬
京橋口には、こま犬一対が設置されています。


「こま犬」案内板記載文を引用します。
4-3.内堀
京橋口を通過しますと、天守閣を背景とした内堀が現れます。


「内堀」案内板記載内容を引用します。
内堀には、当時を偲ぶ現代版「極楽船」が浮かんでいます。


4-4.極楽橋
内堀沿いを東へ進みますと、極楽橋が現れます。


極楽橋の出入り口に案内板が設置されています。


「極楽橋」案内板記載文を引用します。

極楽橋を二の丸から山里丸へと渡ります。


4-5.山里丸(やまざとまる)
天守閣直下の山里丸に来ました。




山里丸の案内板がありましたので、その記載文を引用します。
山里丸と本丸との間に山里口出桝形があります。


山里口出桝形の案内板がありましたので、その記載文を引用します。
山里丸から本丸へ入ります。
4-6.天守閣
本丸にある天守閣(3代目)です。

天守閣の中には、有料ですが入館できます。
しかし、残念ながら城内は撮影禁止となっており、写真を掲載できませんでした。
天守閣の中は、大阪城博物館となっており、
・豊臣秀吉や家臣の甲冑、陣羽織
・刀や槍などの武具
・浮世絵や巻物
・案内シアター、テレビ、パネル
などが設置され、様々な角度から大阪城や豊臣秀吉を検証できる施設となっています。
入館者の中に韓国人の割合が高いのが印象的でした。
4-7.桜門桝形
天守閣を後にし、本丸から二の丸へ出る手前に桜門桝形があります。
4-7-1.桜門桝形の巨石
そこに城内第1位の巨石(蛸石)があります。(写真27)

蛸石の案内板がありましたので、その記載文を引用します。
蛸石を後にし、桜門の外(二の丸)へ出ます。
4-7-2.桜門
本丸と二の丸の間に桜門があります。
桜門を通して天守閣が見える仕掛けとなっています。(写真28)

4-8.空堀(からぼり)
桜門を出ますと、左右が空堀となっています。

桜門を出て左側

桜門を出て右側
4-9.豊国神社(ほうこくじんじゃ)
桜門を出て目の前に豊国神社があります。


豊国神社の案内板が建っていましたので、その記載文を引用します。
豊国神社を後にし、大手口へ向かいます。
4-10.大手口桝形
大手口桝形に来ました。
大手口桝形は二の丸と大手前との間にあります。




4-11.大手門
大手門は、大手前から二の丸に入る門です。

二の丸から撮影

大手前から撮影
大手門の案内板が建っていましたので、その記載文を引用します。
4-12.外堀
大手門を二の丸から大手前へ通過しますと、左右に外堀が現れます。

大手門の南側

大手門の北側
外堀に出ますと、改めて本丸・二の丸・山里丸を形成する石垣の高さ・荘厳さを感じます。
しばらく「西外堀」沿いを北側に向けて歩くことにします。


「西外堀」の案内板が立っていましたので、その記載文を引用します。
「西外堀」沿いを歩いた後、元来た京橋口の前を通過し、寝屋川河口部から大川へと向かいました。

寝屋川橋と京阪電鉄寝屋川橋梁
5.まとめ
以上、大阪城内を
・三の丸→京橋口→二の丸→極楽橋
・極楽橋→山里丸→本丸→天守閣
・天守閣→桜門→二の丸→大手門
・大手門→西外堀→京橋口→三の丸
と歩きました。
印象的だったのは、天守閣や櫓もさることながら、内堀・外濠を中心とした景観の素晴らしさです。
堀の水辺が前面にある天守閣は、一層映えます。
今回の大阪城見学は、西外堀を中心として大阪城の約4分の1しか歩いていません。
残りの部分についても日を改めて歩きます。
水辺ウォーキングを趣味とする筆者としては、今後も都市部にある城郭を、堀を中心として見学したいと考えています。
なお、江戸城、松山城、津山城については、下記の記事をご覧ください。



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