前回は、カヤックを始めた経緯・動機・目的などを綴りました。
- カヤックは、組立式を採用したこと
- 運送・宿泊手段として、キャンピングカーを購入したこと
なども説明しました。
今回は、淀川水系でのカヤック一人旅の1日目の様子を綴ります。
奥琵琶湖のJR湖西線:永原駅から湖岸へ向かい、そこから出発します。
改めてカヤック一人旅:全ルート図を挙げます。
前回の記事は、下記をクリックしてご覧ください。
4.1日目:奥琵琶湖出発:永原→近江今津
琵琶湖縦断の旅は、カヤックを始めて間もない頃でもあり、ゆっくり5日間をかけて行うことにしました。
ベースキャンプ地は道の駅「びわ湖大橋米プラザ」の駐車場です。
ざっとした琵琶湖でのルート図と行程を挙げます。
1日目 | 永原 → 近江今津 |
2日目 | 近江今津 → 近江高島 |
3日目 | 近江高島 → 志賀 |
4日目 | 志賀 → 堅田 |
5日目 | 堅田 → 石山 |
片道約15km前後の距離となります。
4-1.近江今津にキャンピングカーを駐車
先ず、今日のカヤックの目的地であるJR湖西線近江今津駅と、琵琶湖岸の中間地点の駐車場に、キャンピングカーを停めます。
台車にカヤック装備一式を積載します。
台車を転がしながら、近江今津駅で電車に乗り、出発地点である永原駅で下車します。
そこから琵琶湖岸へ台車を転がしながら向かい、出発地点に到着です。
台車にカヤック装備一式積載
4-2.奥琵琶湖の永原を出発
カバンからカヤックの骨組みを出し組立てます。
台車や備品を全てカヤックの中に積載し、琵琶湖に着水です。
いよいよ念願の淀川水系カヤック一人旅の出発です。
さすがに武者震いがしました。
誰もいない自然の水辺に一人で挑みますので、さすがに躊躇しましたが、ここまで来たら行くしかありません。
意を決して漕ぎ始めました。
カヤックは、二人乗りを一人で乗ります。
積載量は、300kgまで可能ですので、大人が4人位乗っても大丈夫です。
私一人と荷物が20kg位ですので、余裕で浮かびます。
奥琵琶湖の地形は、湖岸ぎりぎりまで山が迫っている感じです。
幸いにして天気も晴れて風もなく、水面も穏やかでした。
カヤック初心者にとっては、絶好の水辺環境となりました。
永原 → 近江今津
4-3.前に見えるは竹生島
奥琵琶湖を出発し南下していきますと、しばらくして左前方に竹生島が見えてきました。
最初の歴史舞台の訪問です。
竹生島は、琵琶湖に浮かぶ最北の島です。
源義経が、壇ノ浦で平家を滅ぼした後、兄の源頼朝の家来に謀られて行き違いが生じ、兄から追われる身となります。
しばらく京に潜伏していましたが、それもままならず、竹生島でひっそりと身を隠していたとの言い伝えがあります。
しばらくして、竹生島を離れ、日本海沿いに陸奥を目指したとのことです。
また、徳川家康が大坂城を滅ぼした際、内堀に架かっていた極楽橋の絢爛豪華な部材を、竹生島に移して社殿に使用したことです。
いつか是非、見てみたいと思いました。
しかし、竹生島にある程度近づきましたが、断崖絶壁になっています。
上陸するには、かなり手こずり時間がかかると考え諦めました。
4-4.近江今津に到着
永原から近江今津までは約15kmの行程ですが、季節は夏場ということもあり、驚くほど汗をかきます。
湖上には、影が無いばかりか、水面からの照り返しもあり、電子レンジでこんがり焼かれているような感覚です。
水を2Lのペットボトル2本準備しましたが、全て湖上で飲み干しました。
それでも尿をしたいと全然思わないのです。
全部汗で体の水分が出てしまいます。
これは想定外でした。
もっと水を準備しておかないと、本当に干上がってしまいます。
なんとか無事に今日の目的地である近江今津に到着です。
何事も無く、幸先良い船出となりました。
記念すべき1日目の航海を終えて、しばらく琵琶湖を眺めていました。
明日2日目は、ここから近江高島に向けて漕ぐことになります。
そういえば、琵琶湖は世界で3番目に古い古代湖とのことです。
昔は、滋賀県にあったのではなく、三重県にあったそうです。
地殻変動により、北東へ移動し続けたそうで、今でも移動は続いているとのこと。
数十万年後には日本海と繋がるそうです。(へ~!)
近江今津湖岸
5.到着後のひと時
琵琶湖をぼーっと眺めた後、そそくさとカヤックをばらしにかかり、カバンに詰め込んで台車に載せます。
台車を転がしながら、キャンピングカーを停めてある駐車場に向かい、荷物を車に詰め込みます。
楽しみはここからです。
キャンピングカーの中は、トイレとシャワー室が兼用になっています。
シャワーを浴びて汗を流し、ベッドでしばらく横になります。
サザンの陽気な音楽をBGMにして、冷蔵庫で冷やしておいた水を飲みます。
本当は冷えたビールを飲みたいところですが、ベースキャンプ地である道の駅「びわ湖大橋米プラザ」まで運転しないといけないので、しばらくお預けです。
10分ほど横になっていましたが、やはり冷えたビールを飲みたくなったので、今日の宿泊地であるベースキャンプ地まで運転することにしました。
6.宿泊地は道の駅「びわ湖大橋米プラザ」
道の駅「びわ湖大橋米プラザ」駐車場に到着です。
琵琶湖縦断の5日間は、ここがべースキャンプ地となります。
琵琶湖大橋は、琵琶湖南部の東岸と西岸を結ぶ橋で、西岸側の橋の袂に道の駅があります。
すぐ目の前が琵琶湖です。
キャンピングカーを用意して、本当に良かったなあと思います。
趣味の現場近くで寝泊まりでき、幸せなことです。
車の窓から琵琶湖を眺めながら、冷えたビールで琵琶湖に乾杯しました。
腹が減ってきたので、食事の準備です。
ガスコンロがあるので、とりあえず湯を沸かします。
私は料理をしない主義なので、レトルト食品を準備しています。
電子レンジも積載していますので、「チン」すればある程度のものは美味しく食べることができます。
ちなみに今日のメニューは、サバの味噌煮とサラダと味噌汁です。
米も「チン」して炊きます。
食事の後は、パソコンを開けて少しだけ仕事をします。
スマホもデザリング機能が付いていますから、どこでもネット環境を整えることができます。
2時間ほど仕事をしたら、外はいつのまにか真っ暗です。
ボチボチお酒が欲しくなる時間帯となりましたので、近くの酒場へ行くことにしました。
酒場に入ると、案外客は少なく、ひっそりとしています。
山口の酒「雁木」と栃木の酒「鳳凰美田」がお気に入りですが、この店には置いていないので、京都伏見の酒「月桂冠大吟醸」を冷で頼みます。
一人でちびりちびり飲んでいると、隣の客の武勇伝が聞こえてきますが、聞き流しながら、明日のカヤックのコースを考えます。
次回の記事では、琵琶湖縦断2日目~5日目、近江今津から琵琶湖終点:石山までのカヤック航行記を綴ります。
次回の記事は、下記をクリックしてご覧ください。
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