MENU

カヤック一人旅:淀川水系編 その2:奥琵琶湖出発

  • URLをコピーしました!

前回は、カヤックを始めた経緯・動機・目的などを綴りました。

  • カヤックは、組立式を採用したこと
  • 運送・宿泊手段として、キャンピングカーを購入したこと

なども説明しました。

今回は、淀川水系でのカヤック一人旅の1日目の様子を綴ります。
奥琵琶湖のJR湖西線:永原駅から湖岸へ向かい、そこから出発します。

改めてカヤック一人旅:全ルート図を挙げます。

図1.カヤック一人旅:全体ルート図
Δ図1.カヤック一人旅:全体ルート図

前回の記事は、下記をクリックしてご覧ください。

あわせて読みたい
カヤック一人旅:淀川水系編 その1:カヤックを始めた経緯 趣味でカヤック一人旅をしております。行きたい所に一人で行ってみるというのが、私のカヤックスタイルです。 カヤックを始めた経緯から、実際に淀川水系を漕いだ様子に...
目次

4.1日目:奥琵琶湖出発:永原→近江今津

図2.カヤック
Δ図2.カヤック

琵琶湖縦断の旅は、カヤックを始めて間もない頃でもあり、ゆっくり5日間をかけて行うことにしました。
ベースキャンプ地は道の駅「びわ湖大橋米プラザ」の駐車場です。
ざっとした琵琶湖でのルート図と行程を挙げます。

図3.カヤック一人旅:琵琶湖ルート図
Δ図3.カヤック一人旅:琵琶湖ルート図
1日目永原   → 近江今津
2日目近江今津 → 近江高島
3日目近江高島 → 志賀
4日目志賀   → 堅田
5日目堅田   → 石山
Δ表1.カヤック一人旅:琵琶湖工程表

片道約15km前後の距離となります。

4-1.近江今津にキャンピングカーを駐車

先ず、今日のカヤックの目的地であるJR湖西線近江今津駅と、琵琶湖岸の中間地点の駐車場に、キャンピングカーを停めます。
台車にカヤック装備一式を積載します。
台車を転がしながら、近江今津駅で電車に乗り、出発地点である永原駅で下車します。
そこから琵琶湖岸へ台車を転がしながら向かい、出発地点に到着です。

写真1.移動スタイル:台車にカヤック装備一式積載
Δ写真1.移動スタイル
台車にカヤック装備一式積載

4-2.奥琵琶湖の永原を出発

カバンからカヤックの骨組みを出し組立てます。
台車や備品を全てカヤックの中に積載し、琵琶湖に着水です。
いよいよ念願の淀川水系カヤック一人旅の出発です。
さすがに武者震いがしました。

誰もいない自然の水辺に一人で挑みますので、さすがに躊躇しましたが、ここまで来たら行くしかありません。
意を決して漕ぎ始めました。

カヤックは、二人乗りを一人で乗ります。
積載量は、300kgまで可能ですので、大人が4人位乗っても大丈夫です。
私一人と荷物が20kg位ですので、余裕で浮かびます。

奥琵琶湖の地形は、湖岸ぎりぎりまで山が迫っている感じです。
幸いにして天気も晴れて風もなく、水面も穏やかでした。
カヤック初心者にとっては、絶好の水辺環境となりました。

図4.カヤック一人旅:1日目ルート図:永原→近江今津
Δ図4.カヤック一人旅:1日目ルート図
永原 → 近江今津

4-3.前に見えるは竹生島

奥琵琶湖を出発し南下していきますと、しばらくして左前方に竹生島が見えてきました。
最初の歴史舞台の訪問です。
竹生島は、琵琶湖に浮かぶ最北の島です。

源義経が、壇ノ浦で平家を滅ぼした後、兄の源頼朝の家来に謀られて行き違いが生じ、兄から追われる身となります。
しばらく京に潜伏していましたが、それもままならず、竹生島でひっそりと身を隠していたとの言い伝えがあります。

図5.源義経
Δ図5.源義経

しばらくして、竹生島を離れ、日本海沿いに陸奥を目指したとのことです。

また、徳川家康が大坂城を滅ぼした際、内堀に架かっていた極楽橋の絢爛豪華な部材を、竹生島に移して社殿に使用したことです。
いつか是非、見てみたいと思いました。

しかし、竹生島にある程度近づきましたが、断崖絶壁になっています。
上陸するには、かなり手こずり時間がかかると考え諦めました。

4-4.近江今津に到着

永原から近江今津までは約15kmの行程ですが、季節は夏場ということもあり、驚くほど汗をかきます。
湖上には、影が無いばかりか、水面からの照り返しもあり、電子レンジでこんがり焼かれているような感覚です。

水を2Lのペットボトル2本準備しましたが、全て湖上で飲み干しました。
それでも尿をしたいと全然思わないのです。
全部汗で体の水分が出てしまいます。
これは想定外でした。
もっと水を準備しておかないと、本当に干上がってしまいます。

なんとか無事に今日の目的地である近江今津に到着です。
何事も無く、幸先良い船出となりました。
記念すべき1日目の航海を終えて、しばらく琵琶湖を眺めていました。
明日2日目は、ここから近江高島に向けて漕ぐことになります。

そういえば、琵琶湖は世界で3番目に古い古代湖とのことです。
昔は、滋賀県にあったのではなく、三重県にあったそうです。
地殻変動により、北東へ移動し続けたそうで、今でも移動は続いているとのこと。
数十万年後には日本海と繋がるそうです。(へ~!)

写真2.カヤック一人旅:1日目の航海を終えて:近江今津湖岸
Δ写真2.カヤック一人旅:1日目の航海を終えて
近江今津湖岸



5.到着後のひと時

図6.キャンピングカー
Δ図6.キャンピングカー

琵琶湖をぼーっと眺めた後、そそくさとカヤックをばらしにかかり、カバンに詰め込んで台車に載せます。
台車を転がしながら、キャンピングカーを停めてある駐車場に向かい、荷物を車に詰め込みます。

楽しみはここからです。
キャンピングカーの中は、トイレとシャワー室が兼用になっています。

写真3.シャワー・トイレルーム
Δ写真3.シャワー・トイレルーム

シャワーを浴びて汗を流し、ベッドでしばらく横になります。
サザンの陽気な音楽をBGMにして、冷蔵庫で冷やしておいた水を飲みます。
本当は冷えたビールを飲みたいところですが、ベースキャンプ地である道の駅「びわ湖大橋米プラザ」まで運転しないといけないので、しばらくお預けです。

10分ほど横になっていましたが、やはり冷えたビールを飲みたくなったので、今日の宿泊地であるベースキャンプ地まで運転することにしました。



6.宿泊地は道の駅「びわ湖大橋米プラザ」

道の駅「びわ湖大橋米プラザ」駐車場に到着です。
琵琶湖縦断の5日間は、ここがべースキャンプ地となります。

琵琶湖大橋は、琵琶湖南部の東岸と西岸を結ぶ橋で、西岸側の橋の袂に道の駅があります。
すぐ目の前が琵琶湖です。
キャンピングカーを用意して、本当に良かったなあと思います。
趣味の現場近くで寝泊まりでき、幸せなことです。
車の窓から琵琶湖を眺めながら、冷えたビールで琵琶湖に乾杯しました。

腹が減ってきたので、食事の準備です。
ガスコンロがあるので、とりあえず湯を沸かします。
私は料理をしない主義なので、レトルト食品を準備しています。
電子レンジも積載していますので、「チン」すればある程度のものは美味しく食べることができます。
ちなみに今日のメニューは、サバの味噌煮とサラダと味噌汁です。
米も「チン」して炊きます。

写真4.キャンピングカーの流しとコンロ
Δ写真4.キャンピングカーの流しとコンロ

食事の後は、パソコンを開けて少しだけ仕事をします。
スマホもデザリング機能が付いていますから、どこでもネット環境を整えることができます。
2時間ほど仕事をしたら、外はいつのまにか真っ暗です。
ボチボチお酒が欲しくなる時間帯となりましたので、近くの酒場へ行くことにしました。

酒場に入ると、案外客は少なく、ひっそりとしています。
山口の酒「雁木」と栃木の酒「鳳凰美田」がお気に入りですが、この店には置いていないので、京都伏見の酒「月桂冠大吟醸」を冷で頼みます。
一人でちびりちびり飲んでいると、隣の客の武勇伝が聞こえてきますが、聞き流しながら、明日のカヤックのコースを考えます。

次回の記事では、琵琶湖縦断2日目~5日目、近江今津から琵琶湖終点:石山までのカヤック航行記を綴ります。

次回の記事は、下記をクリックしてご覧ください。

あわせて読みたい
カヤック一人旅:淀川水系編 その3:琵琶湖縦断 前回は、カヤックにて奥琵琶湖の永原を出発し、竹生島を横目に見ながら近江今津に到着した様子を綴りました。 今回は、その続きで、近江高島→志賀→堅田と中継しながら、...

お役立ち情報案内

アウトドアに関するお役立ち情報を案内します。
ご活用ください。

【ポータブル電源】アウトドアや防災に活躍!大容量でコンセント使用可能なJackery

◆ポータブル電源のポイント◆

  • ポータブル電源は家庭用コンセント(AC)USBなど 豊富な出力を装備している蓄電源
  • いつでもどこでも電力を確保し、長時間使用可能
  • キャンプ、車中泊、夜釣りはもちろん、災害時(停電)に頼りになる存在

◆利用シーン◆

  • キャンプ、夜釣りなどのアウトドアに活用
    スマホやパソコンの電力を確保、電池が切れる心配なし
  • 車中泊に活用 正弦波なので炊飯器、冷蔵庫、電気毛布などに利用可能
  • 災害時に活用 停電が起こった時、非常電源として効果的



アウトドア&スポーツ【ナチュラム】

ナチュラムは世界最大級のアウトドア用品とフィッシング用品の専門店です。
1996年にスタートしこれまで非常に多くのお客様にご利用いただきました。
取扱商品点数も30万点を超え、まだまだ増えつづけております。





【手軽に手ぶらキャンプ】キャンプ用品のレンタルサービス「hinataレンタル」

hinataレンタルは国内最大級のアウトドア情報メディア「hinata」が運営するキャンプ用品の レンタルサービスです。

三密を避けられるレジャー人気の高まりを受けて、キャンプデビューされる方が増えており、 昨年対比で約2倍程hinataレンタルの利用者は増えています。
未経験でキャンプ道具を持っていない方でも、手軽にキャンプを楽しめるサービスです。

テントだけでなく、テーブルや焚き火台・モバイルプロジェクターなど、 キャンプを満足に楽しめる道具をフルに揃えることが可能。
オトクなセットだけでなく、単品でのレンタルも人気です。

レンタル品をキャンプ場に直接届けることも可能なので、 電車やバスを使った手ぶらキャンプも可能です。



関連記事

あわせて読みたい
◆カヤック一人旅◆(12記事) キャンピングカーに乗り、「カヤック一人旅」をするのが、趣味です。主な活動エリアは、淀川水系、大阪湾、瀬戸内海ですが、たまに隅田川にも行きます。行きたい時に、...
あわせて読みたい
◆水辺ウォーキング◆(37記事) 水辺ウォーキングを ・水都大阪 ・水都東京 ・兵庫県(神戸市)において行い、その様子を記事にまとめました。 【】 淀川、大川、土佐堀川、堂島川、安治川、東横堀...
あわせて読みたい
◆水辺まちづくりの調査・研究・絵画◆(11記事) 水辺まちづくりに関して 都心の水辺動向 治水対策 浄水対策 ダイクハウス(堤防住居) 水景(絵画) の記事を掲載しました。記事の内容につきましては、下記の記事テー...
あわせて読みたい
◆水辺まちづくりの啓発活動・建議献策◆(10記事) 水辺まちづくりの啓発活動 水辺まちづくりの建議献策 和船の復活 の記事を掲載します。 【】 https://exceate.site/archives/228 https://exceate.site/archives/11822 ...
あわせて読みたい
◆水辺建築・施設、渡し舟・水上バスの調査・研究◆(11記事) 水都大阪、水都東京を中心として、水辺建築を取材します。 水都大阪 水都東京 水辺建築としての城郭 書籍紹介 記事の内容につきましては、下記の記事テーマをクリックし...
あわせて読みたい
◆日本酒によるまちづくり◆(5記事) 日本酒によるまちづくりを行うにあたり、日本酒に関する情報収集を行います。 【】 1-1.HYOGO SAKE EXPO https://exceate.site/archives/26759 https://exceate.sit...

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

◆有限会社エクセイト研究所◆

職務:代表取締役
業務:不動産コンサルタント
   不動産投資(大家業)
   不動産ライター・ブロガー
資格:一級建築士
   1級土木施工管理技士
   宅地建物取引士
   測量士
   定借アドバイザー
   マスタースキューバダイバー
認定:プロクラウドワーカー
   認定ランサーズ
趣味:カヤック一人旅
   水辺ウォーキング
   スキューバダイビング
   メタバース:まちづくり
   サックス:JPOP、JAZZ
   

コメント

コメントする

目次