マイホームの建築または購入を検討する際
「どこのハウスメーカーに依頼すればよいのだろうか?」
「工務店や設計事務所に依頼する場合と、どこが違うのだろうか?」
と、お悩みの方はいませんか?
実は、ハウスメーカーの選択ポイントを抑えれば、自身の希望を適えてくれる会社が見えてきます。
この記事は、
- ハウスメーカーと工務店・設計事務所との違い
- ハウスメーカーの選択ポイント
- ハウスメーカーに依頼するメリット
- ハウスメーカーに依頼するデメリット
について解説します。
1.ハウスメーカーと工務店・設計事務所との違い

注文住宅は、家ごとに条件が異なり、個別生産されます。
設計・施工方法を事前に規格化することで、品質・生産効率の向上を図ります。
住宅を施工するにあたり、様々な手続きを要します。
その簡略化が認められる「形式適合認定」を受けるハウスメーカーが多くなります。
1-1.型式適合認定とは?
形式適合認定を受けることにより、
・諸手続きの簡略化
・業務の迅速化
を図ることができます。
一般的な工法 である
・木造軸組工法
・2×4工法
・2×6工法
などを採用しているハウスメーカーは、「型式適合認定」を取得していない場合もありますが、代わりに独自で規格化を進めています。

1-2.ハウスメーカーと工務店との違い

様々な形態があり、
・デベロッパー型
・フランチャイズ型
・ハウスメーカー型
・棟梁型
などがあります。
また、それらの複合型もあります。
ハウスメーカーと工務店の違いは、下表の通りです。

1-3.ハウスメーカーと設計事務所との違い
敷地形状・建物デザインが複雑な場合や
・敷地までの通路が狭い
・小型運搬車しか建材の搬入が出来ない
などの場合、規格住宅を扱うハウスメーカーでは、対応できない場合があります。
その場合、工務店・設計事務所が連携し、
・変形地
・狭小地
・傾斜地
などにも対応して、進めることができます。
なお、設計事務所にも様々な形態があります。
・主となる建築家が、運営する設計事務所
・複数の建築士が、共同運営する設計事務所
などがあります。

設計事務所の特徴は、
・デザイン重視
・敷地形状に合わせて設計
・施工から独立
などです。

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2.ハウスメーカーの選択ポイント

ハウスメーカーの選択ポイントは、調査・計画を始める際に、希望条件の抽出や優先順位をつけることです。
理想の住宅を造るために、自分たちのニーズを顕在化させることです。
その顕在ニーズによって、数あるハウスメーカーの中から相応しいハウスメーカーを絞ることができます。
2-1.ハウスメーカーの選択ポイント①:安全性
住宅の持つ各種性能
・防音性
・耐震性
・耐火性
・耐水性
・通気性
の中で、優先順位を決め、建築構造を検討します。
検討した建築構造を採用しているハウスメーカーを抽出し、比較検討します。
また、ハウスメーカー選択の際、経済性も大きく影響します。
主な建築構造の違いによる住宅性能は、下表の通りです。

日本国内で住宅を建てる際、どこであろうと災害から逃れることはできません。
地震・台風・ゲリラ豪雨・強風・洪水・高潮・津波・猛暑・極寒・火災など、様々な災害があります。
住宅に対して、相当な負荷が、かかることを想定する必要があります。

立地により、概ねどの災害に対して対処する必要があるのか、ハザードマップを見ればわかります。
2-2.ハウスメーカーの選択ポイント②:素材
家族の中に高齢者や子供がいますと、健康のために住宅素材を考慮する必要があります。
・壁材:珪藻土・シラス壁・漆喰
・床材:無垢フローリング(杉・樺・桧)
などの自然素材を使用しますと効果的です。
自然素材にこだわったハウスメーカーに重点を置くのも選択方法の一つです。
ただし、クロス材と比較して価格は高くなります。
空気汚染の原因は、
・ホルムアルデヒド
・ダニアレルゲン
などとされています。
一部のクロス材などに含まれていますので、確認が必要です。
なお、自然素材の家については、下記の記事をご覧ください。

2-3.ハウスメーカーの選択ポイント③:デザイン
住宅の外観は、家族の印象をも決めかねない大切な要素です。
外観デザインの種類や要素を知っておくことは、センス良い家づくりのためにも必要です。
主だった外観デザインの種類をまとめます。

和風
・昔から日本各地に見られる形態です。
・屋根は切妻または入母屋です。
・瓦葺、玄関は、引き戸で格子戸など、木材や竹材を多用した外装が多いです。

和風モダン
和風の外装に、現代的な装いを加味したデザインです。

洋風
・昔から欧米で見られる形態です。
・外壁にはレンガやタイルを張る家が多いです。
・窓も上部に半円状の窓を加味した形式やアーチ状に出っ張った出窓などが見られます。

洋風モダン
洋風の外装から、凝った部分を取り除いたシンプルなデザインです。

モダン・シンプル
・現代的でスッキリしたデザインです。
・屋根は、陸屋根や片流れが比較的多用されます。
・コンクリート打ちっ放しの家もあります。
・一見すると、店舗と見間違うデザインもあります。

北欧風
雪国に多い屋根勾配の大きなデザイン(スウェーデンハウスなど)です。
Δ住宅の外観デザインの種類
ハウスメーカー各社から出されているカタログ・パンフレット類を比較検討します。
自身の好み・趣向に合ったデザインを探すのも、選択方法の一つです。
2-4.ハウスメーカーの選択ポイント④:営業担当者
先々を見越して、提案・アドバイスのできる営業担当者が在籍するハウスメーカーを探すのも、選択方法の一つです。
ただし、建築主サイドでも、営業担当者の資質を見極められるために、住宅に関する最低限度の知識を身に付ける必要があります。
営業担当者の人柄・性格・能力なども「家づくり」には影響を及ぼします。
営業担当者を通して、会社の姿勢をうかがい知ることもできます。
営業担当者の資質を把握することは、大切なことです。
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3.ハウスメーカーに依頼するメリット

3-1.家のイメージがし易い
住宅展示場が全国にあり、いつでも見学できる環境が整っています。
住宅・建材のカタログも豊富に取り揃えていますので、知識が無くても少しずつ理解しながら家づくりを進めることができます。
・テレビCM
・新聞・雑誌広告
など、目に留まる機会が多くあり、イメージがつきやすくなります。
また、
- 生産工場などで建築資材の製造過程の見学会
- 建築現場での施工中住宅・完成住宅の見学会
などの機会も数多く設けられます。
3-1-1.WEBサイトから希望資料を取り寄せ
現在は、WEBサイトから希望するハウスメーカーの資料を取り寄せることが可能です。
例えば、「持ち家計画」というWEBサイトがあります。
メリットとしては、
- 複数社のカタログを一括請求可能
- 1分でカタログ請求可能
- ハウスメーカーや工務店の特徴を簡単に把握
- 100社以上の企業と提携
- 厳格な審査により悪質業者を排除
- 申込特典は、書籍を無料入手
- クオカードを取得できるケース有
- コラムが充実しているので勉強になる
- リフォームでも利用可能
となります。
「持ち家計画」を紹介した記事については、下記をご覧ください。

3-1-2.間取りを無料で作成依頼
全国1,000社以上の注文住宅会社が、要望や希望に基づいて、家づくりに必要な
・平面図(配置図、間取り図)
・パース
・資金計画
を、複数社から無料で作成・提案してもらえるサービスがあります。
「タウンライフ家づくり」というWEBサイトです。
「タウンライフ家づくり」を紹介する記事については、下記をご覧ください。

3-2.長期保証・メンテナンスサービスの充実
保証期間は、技術開発による建材強化などにより、長期化する傾向にあります。
30年保証は当然のこととして、50年保証するハウスメーカーもあります。
また、建築後の定期的な保守・点検作業も充実していく傾向にあります。
建築直後の点検を始めとして、1年、5年、10年、20年、30年点検と実施されています。
定期的な建物診断は、必須条件ともいえます。
3-3.住宅ローンが組み易い
ハウスメーカーは、銀行や生命保険会社などと提携ローンを組んでいます。
スムースに手続きをすることができ、優遇金利で融資を受けられることがあります。
その結果、住宅ローン総支払額の減少に繋がります。
なお、住宅ローンについては、下記の記事をご覧ください。


3-4.最先端技術やトレンドなどが搭載される
大手ハウスメーカーは、研究施設を所有しています。
そこで日々、住宅の耐火性能・耐震性能・防音性能などの研究調査を行い、安全性・快適性などの向上に努めています。
また、最近のトレンドとして、
・台風による洪水や高潮
・地震による津波などの水害
に対抗できる住宅が開発されています。
ある程度の洪水・高潮・津波であれば、住宅内に浸水を許さない設備が開発され、その設備の搭載が、今後行われる予定です。
他にも住宅の
・IoT(Internet of Things)化
・全館空調システム
・ZEH(Zero Energy House)化
など、技術革新の恩恵を受けられやすいのもメリットの一つです。
なお、一条工務店の耐水害住宅については、下記の記事をご覧ください。

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4.ハウスメーカーに依頼するデメリット

4-1.工務店と比較して価格が高くなる傾向
様々な経費
・会社経費
・宣伝広告費
・商品研究開発費
・住宅展示場出展費
などが建築工事に上乗せされるため、建築価格は工務店よりも2~3割高くなる傾向にあります。
4-2.デザインや設計など自由度が低い
住宅工法として、プレハブ化・ユニット化が進んでおり、間取りはある程度決められた型式に基づいて設計されます。
特に、狭小地・変形地・傾斜地・前面道路幅員狭小など、対応不可の敷地もあり、デザイン・設計の自由度は低くなります。
4-3.要望が伝わにくいことがある
ハウスメーカーは組織が大きく、総務部・営業部・設計部・工事部などと部署が別れます。
そのため、営業担当者からの客の要望事項が、スムースに各部署に伝わらないことがあります。
また、工務店と比較しますと、ハウスメーカーは定期的な人事異動があるため、営業担当者が地域に密着できないこともあります。
地域密着型の工務店と比較しますと、過去の経緯などの細かい部分の伝達などに、見劣りする部分も出てきます。
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5.まとめ
以上、
- ハウスメーカーと工務店・設計事務所との違い
- ハウスメーカーの選択ポイント
- ハウスメーカーに依頼するメリット
- ハウスメーカーに依頼するデメリット
について解説しました。
6.お役立ち情報案内
不動産に関するお役立ち情報を案内します。
ご活用ください。
6-1.【タウンライフ家づくり】間取りプランを無料で作成
◆サービス概要◆
- 全国1,000社以上の注文住宅会社が、あなたの要望や希望に基づいて、家づくりに必要な
「間取りプラン」
「資金計画」
を無料でご提案するサービスです。 - ネットで簡単に複数の住宅会社に、オリジナルの「家づくり計画書」を依頼することができます。
◆メリット◆
- 住宅展示場に行ったり、何度も複数の住宅会社に合わなくても、自宅で家づくりが進められる!
- 複数社のプランを比較・検討できる!
- 利用は全て無料!
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「タウンライフ家づくり」の利用方法については、下記の記事をご覧ください。

6-2.注文住宅無料資料請求サイト【持ち家計画】
◆サービス概要◆
一度の入力で、複数の
・ハウスメーカー
・工務店
に無料資料請求・来場申込が出来るサイトです。
注文住宅で家を建てたいと思っていても、どこに依頼したら良いか悩む人は多いはず。
持ち家計画では、一度の入力で全国100社以上の住宅メーカーからお客様の条件やご希望に合った企業を選ぶこ とができるので、依頼先の検討に最適です。
◆メリット◆
無料資料請求だけでなく、全国(離島など一部除く)のハウスメーカーを選択でき、 自宅近くの展示場・店舗への来場申込が可能です。
なお、「持ち家計画」の詳しい内容につきましては、下記の記事をご覧ください。

6-3.住宅ローンを無料で一括比較「モゲチェック」(これから家を買う方向け:借り入れ)
◆サービス概要◆
- モゲチェックは住宅ローンをお客様に代わって一括比較し、 毎月の返済額や総返済額を抑えたり、良い条件で借りられる銀行をご提案するオンラインサービスです。
- ご利用は無料、入力時間は約5分で、 ご自分にピッタリの金融機関の提案をスマホやPCで受けることができます。
- ネットバンク、大手銀行、地方銀行などの主要金融機関からご提案をします。
- 結果は即時に表示され、疑問やお悩みは、住宅ローンのプロであるアドバイザーとメッセージでやりとりできます。
- 最新の住宅ローン金利・情報や、 見逃しやすい期間限定の金利などを含めてお得な住宅ローンをご紹介します。
◆特 徴◆
- お客様の登録情報と銀行の審査基準をもとに、主要銀行を一括比較
- おすすめの理由と通る確率がわかる
- よりおトクに借りるためのアドバイスも提示
- ご利用は無料で、住宅ローンのプロにも質問・相談ができる
- 有名TV番組や新聞などでも掲載
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