「水辺ウォーキング水都東京3」は、日本橋川を河口から上流へ向かい、日本橋まで歩きます。
「リバーループ霊岸島」は、日本橋川の河口から日本橋川水門までを歩いた時点で終了です。
「リバーループ東京」は、日本橋川河口からスタートします。
日本橋川を歩く前に、これまでの水辺ウォーキング1~2を簡単に案内します。
1.亀島川ウォーキング:日本橋川水門→亀島橋
亀島川の始点となる日本橋川水門から亀島橋までを歩いた様子を案内しました。

(日本橋川水門 → 亀島橋)
下記の記事をご覧ください。
2.亀島川・隅田川ウォーキング:亀島橋→亀島川水門→永代橋
亀島川を亀島橋から亀島川水門を通過して隅田川に出ました。
その後、隅田川右岸を上流へ向かい、永代橋まで歩いた様子を案内しました。

(亀島川 → 亀島川水門 → 永代橋)
下記の記事をご覧ください。

3.「リバーループ東京」とは?

1992年(平成4年)に、国土庁(当時)の外郭団体である社団法人大都市圏研究開発協会(以下、大都市圏協会)が発表したものです。
筆者は当時、大都市圏協会の研究員として勤務し、「リバーループ東京」構想を担当していました。
マスコミ各社が取材に訪れ、世間においてちょっとした話題になりました。

リバーループ東京の経緯については、下記の記事をご覧ください。

4.日本橋川ウォーキング:豊海橋→日本橋
日本橋川を河口から上流へと向かうルートは、下図の通りです。

(豊海橋 → 日本橋)
4-1.日本橋川1番橋:豊海橋(とよみばし)
日本橋川の河口にある橋が、豊海橋です。



前方は永代橋

4-1-1.豊海橋
豊海橋の右岸橋詰に豊海橋の案内板が立てられていました。


その記載内容を引用します。
4-1-2.日本橋川
日本橋川の案内板も立てられていましたので、その記載内容も引用します。
4-1-3.公衆トイレ
中央区にある橋詰には、公衆トイレが多く、これだけを見ましても中央区の財政の豊かさが伝わります。
筆者もここで、用を足しました。(どうでもいいけど)
4-1-4.日本銀行創業の地
日本橋川左岸側の通りを上流へ向かう途中に、日本銀行創業の地があります。


現在の日本銀行は、同じく日本橋川左岸:常盤橋と(旧)常磐橋の間にあります。
4-1-5.ミツカン東京支社
「日本銀行創業の地」を後にし、湊橋を目指して歩いていますと、日本橋川右岸にミツカンの看板を見つけました。
どうやら、ミツカンの東京支社みたいです。
ミツカンには、季刊誌「水の文化」を郵送していただき、ありがたく読ませていただいております。
4-2.日本橋川2番橋:湊橋(みなとばし)
日本橋川河口から数えて2番目の橋は、湊橋です。




前方は首都高速道路
湊橋の右岸橋詰に湊橋の案内板が立てられていましたので、その記載内容を引用します。

(「江戸名所図会」より)
4-3.日本橋川水門
湊橋を後にし、上流へ向かいますと、右岸に日本橋川水門が現れます。


Δ写真14.亀島川から見た日本橋川水門
ここで、「リバーループ亀島」の水辺ウォーキングは終了となります。
日本橋川水門 → 亀島川 → 亀島川水門 → 隅田川 → 豊海橋 → 日本橋川 → 日本橋川水門 と、亀島(瓶島・霊岸島)を一周しました。
川沿いだけを歩きましたが、霊岸島の中には魅力的な史跡などが数多くあります。
機会を見つけて、霊岸島の内部を見学します。
「リバーループ東京」の水辺ウォーキングは、豊海橋を起点として始まったばかりです。
続いて首都高速道路の話題です。
4-4.日本橋川を覆い始める首都高速道路
ちょうど日本橋川水門の辺りから、首都高速道路が日本橋川を覆い始めます。
日本橋川水門の対岸(左岸)に箱崎インターチェンジ出入口があります。


ここからは、大阪「水の回廊」の東横堀川を覆う阪神高速道路とよく似た状況となります。
東横堀川の上空を覆う阪神高速道路の様子については、下記の記事をご覧ください。

4-5.日本橋川3番橋:茅場橋(かやばばし)
日本橋川河口から数えて3番目の橋は、茅場橋です。



前方はNTT東日本専用橋

茅場橋の下流側にある鋼鉄製の橋は、NTT東日本の専用橋です。
4-6.日本橋川4番橋:鎧橋(よろいばし)
日本橋川河口から数えて4番目の橋は、鎧橋です。


Δ写真22.鎧橋の舗装面


4-6-1.鎧の渡し跡
鎧橋の右岸橋詰に「鎧の渡し跡」の案内板が立てられていましたので、その記載内容を引用します。

4-7.東京証券取引所
日本橋川右岸の鎧橋付近に東京証券取引所があります。


4-8.日証館(にっしょうかん)
東京証券取引所を後にし、日本橋川右岸側の通りを上流へ向かいますと、日証館が現れます。


以前は、この建物の中に、東京証券取引所が入っていました。
平和不動産株式会社の所有です。
4-9.兜神社(かぶとじんじゃ)
日証館の並びに兜神社があります。
上空には、首都高速道路江戸橋ジャンクションがあります。


兜神社境内に「兜神社の由来」の案内看板が建てられていましたので、その記載内容を引用します。
4-10.日本橋川5番橋:江戸橋
日本橋川河口から数えて5番目の橋は、江戸橋です。




4-11.日本橋川6番橋:日本橋
日本橋川河口から数えて6番目の橋は、日本橋です。




日本橋に4箇所ある橋詰には、様々な案内板や史跡、施設、企業、店舗などがあり、魅力いっぱいです。
それぞれの橋詰を案内します。
4-11-1.日本橋右岸上流側橋詰
日本橋右岸上流側には、橋詰公園や様々な案内板、店舗があります。


「ニホンバシイチノイチノイチ」
「日本橋」案内板が立てられていましたので、その記載内容を引用します。
◆ニホンバシイチノイチノイチ◆
「ニホンバシイチノイチノイチ」は、400年の歴史を刻む日本橋を眺めながら、日本全国の美味しい食材を集めた料理とお酒を楽しむことができる和食レストラン&バーです。
特に日本橋川に面したテラス席は、心地よい風を感じながら、美味しい酒と肴を堪能できる空間となっています。(店のWEBサイトより)
残念ながら、筆者が行った日はお休みでした。
「ここで、日本酒を飲みたかったなあ!」
4-11-2.日本橋左岸上流側橋詰
日本橋左岸上流側橋詰にも、橋詰公園内に様々な案内板やモニュメント、レプリカなどがあります。


4-11-3.日本橋左岸下流側橋詰
日本橋左岸下流側橋詰には、「日本橋魚市場発祥の地」があります。


「日本橋魚河岸跡」案内板が立てられていましたので、その記載内容を引用します。

奥に見えるのは江戸橋
(出所:中央区教育委員会)
4-11-4.日本橋右岸下流側橋詰
日本橋右岸下流側には、橋詰公園・船着場と野村證券社屋があります。


船着場は中央区が整備したものです。
様々な観光船が、この船着場を出入りし、観光客を乗船させています。
筆者は、この船着場に和船を発着させたいと考え、試行錯誤しています。
江東区に猪牙舟を所有されている篠田さんという方がいます。
篠田さんの自宅を訪問し、現在の和船の事情や背景などを教えていただきました。
ちなみに、篠田さん所有の猪牙舟をいつでも利用して良いという許可をいただきました。

(筆者は右側)

なお、和船については、下記の記事をご覧ください。

4-11-5.日本国道路元標
日本橋の道路中央に日本国道路元標が埋め込まれています。
日本橋左岸上流側橋詰に、そのレプリカが展示されています。(上記に写真掲載)
下写真の日本国道路元標は、本物です。


筆者は、1995年7月30日、日本橋・橋洗いの日(名橋「日本橋」保存会主催)に日本国道路元標を撮影しました。
車を通行止めした機会を狙って、日本橋をたわしで磨く前に、撮影しました。


(1995年7月30日)
4-11-6.鋳鋼製装飾柱
日本橋には、大小様々な鋳鋼製装飾柱があります。



(出所:中央区教育委員会)
4-12.日本橋上空の首都高速道路が撤去・地下化
名橋「日本橋」保存会などが中心となり、半世紀以上に亘り、日本橋上空の首都高速道路の撤去運動を続けてきました。
その運動が実り、日本橋周辺の首都高速道路の撤去・地下化が、都市計画決定されました。
その経緯については、下記の記事をご覧ください。

5.まとめ
以上、日本橋川の河口にある豊海橋から日本橋までを、水辺ウォーキングしました。
各橋ごとに、中央区教育委員会による案内板が立てられていますので、概要を知ることができます。
おそらく筆者は、見落としている案内板が数多くあると思います。
今後においても、それらを見つけながら、ブログ記事に書き足していく予定です。
数ある橋の中でも、日本橋は別格でした。
徳川家康が五街道の始点と定め、現在は日本国道路元標が埋め込まれています。
特に建築家・妻木頼黄がデザインした麒麟像を配した鋳鋼製装飾柱は、日本橋の品格を高めています。
また、首都高速道路の地下化により、日本橋に青空が、近い将来戻ります。
益々品格漂う日本橋になることが想定されます。
日本橋川ウォーキングは、引き続き上流側を目指して続きます。
次回記事のテーマは、
「水辺ウォーキング:東京4「リバーループ東京」:日本橋~神田橋」
の予定です。
よろしければご覧ください。

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